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2005.10.11

奥日光 小田代ヶ原の紅葉

 男体山・大真名子山・小真名子山・太郎山・山王帽子山・三岳の山々をバックに、「貴婦人」と呼ばれる一本の大きなシラカンバがあまりにも有名な小田代ヶ原。 
 広さは、周囲約2キロ、戦場ガ原のおよそ4分の一ほどの大きさの草原で、夏には、ノアザミやアヤメ・ホサキシモツケなどの草花が咲きほこります。

 この小田代ヶ原の紅葉について、過去6年間(!?)の手持ちの資料から、紹介します。

 まず、9月下旬から、ホサキシモツケなどの草々が「草紅葉(くさもみじ)」となり、10月中旬までには、ミズナラやシラカンバなどの木々が紅葉し、10月下旬から11月上旬にかけて、カラマツが黄金色に輝いてしめくくりとなります。

 何と言っても絶妙なのは、草紅葉で、年ごと・日ごと・場所ごとに、まったく違った色相をみせてくれること。何度通っても、違った表情で出迎えてくれます。

 参考までに・・・
   01年10月2日  02年10月13日  03年9月23日  04年10月11日
 そして 05年10月10日

 また、数年に一度、大風などの大雨のあと、「小田代湖」が出現します。水面に映る貴婦人の姿は、カメラマン垂涎の的ではないでしょうか。

 しかし、この小田代ヶ原も、一時はシカの食害により、草花が壊滅的な被害を受け、ほとんど花々が見られなくなったことがあります。そのため、98年に電気柵で全体を囲い、シカの侵入を防止、現在は回復し、美しい姿をとりもどしつつあります。

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