北海道紀行(知床相泊)
今回は、サーモンフィッシングのために、知床半島の羅臼側を歩いた時のことを紹介します。
羅臼側にも、河口でサーモンフィッシングのできる河川がいくつか存在します。そんな中、車では行けない場所、そうです・・・船で渡してもらうか、相泊から歩いていくかしか方法がない場所があ ります。
日本最北東端に相泊という小さな集落があります。そこに「熊のあな」という食堂があるのですが、ここでトド肉やシカ肉、クマ肉、クジラ肉などの珍味!?を味あうことができます。この食堂(民宿もやっている「熊宿」)の道を挟んだ反対側はすぐ海になっているのですが、そこに駐車場があり、海岸にも下りられるようになっています。
ここに車を停め、しばらく海岸線を歩くと、昆布漁の番屋が並んでいます。昆布漁が行われている時は、昆布が一面に干されていて通ることができませんが、10月には昆布漁が終わり、番屋は閉められています。番屋の周りはクマ避けの電気柵でおおわれています。
人間に会うよりは熊にあうほうが簡単な土地です。腰につけたクマ避けスプレーと魔きり(鉈)に自然と手がいきます。何かを感じたら、即、爆竹を鳴らします。熊のテリトリーに入り込んだことを実感します。
あたりの気配に敏感になりながら、ひたすら歩くことどのくらいでしょうか?数本の小さな川をやり過ごし、ほどほどの 川にでました。あちこちにホッチャレ(産卵後のサケの魚体) が散乱し、腐臭がただよいます。海鳥たちがしきりにホッチャレを奪い合っています。川にはカラフトマスにまじってシロサケがはいっていました。ちょうどカラフトの最後、シロサケの最初の群れがはいっていたのでしょう。川はまさに命の氾濫です。それらのサケや海鳥たちを眺めていると、なぜか釣りをする気がなくなってしまいます・・・・・。
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