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2005.11.19

北海道紀行(知床・カムイワッカ)

kamujwakka  今回は野趣あふれるカムイワッカ湯の滝を紹介します。
 「カムイワッカ」とはアイヌ語で、「カムイ」は神、「ワッカ」は水をさし、「カムイワッカ」とは神の水という意味になります。つまり、神聖な神の水が流れる川、それがカムイワッカ川なのです。

 硫黄山の山腹からわき出た温泉が流れている非常に貴重で珍しい川で、いくつもの滝と滝壺を持ち、お湯の温度は上流へ行くほど高温となります。カムイワッカ橋の所で約28℃程度です。
 一般的にカムイワッカ湯の滝と言われているのは、川への入口(カムイワッカ橋)から遡りはじめ、3つの滝をよじ登り、4つめの滝(四ノ滝)の滝壺のことです。四ノ滝へ行くためには、滑りやすい川床の上をいくつもの滝を越えながら、20分ほど歩かなくてはなりません。やっていることは簡単な沢登りのようなもので、観光気分で行くとケガをすることになkamuiwakka2りますので注意が必要です。隊長は一度、デジカメを落として壊してしまいました。

 このお湯は、強い酸性ですから、目にお湯が入らないようにした方がよろしいでしょう。また、アクセサリー類もあっという間に変色してしまいますから注意が必要です。なお、付け加えますが、温泉ではなく温泉が流れている川ですので、更衣室などはありません。(最近は、入口で簡易更衣室やわらじ貸し出しの商売もされていますが・・・)
 

 カムイワッカ川へ行くには、知床横断道路を知床自然センターから道道知床公園線へ進み、知床五湖の手前で林道(知床林道)へ入ります。知床林道は当然舗装されておらず、道幅もせまく、見通しがきかないので車の運転には注意が必要です。ただし、今年から車輌の乗り入れが規制され、一般車の進入は禁止されていますが、カムイワッカ湯の滝へのシャトルバスが、自然センターから出ていますので、これを利用してください。

 

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