田代山(田代山湿原)
栃木の日光と福島の南会津との県境に位置し、山頂部が平坦で広大な湿原(田代)となっている標高1971メートルの田代山と、山深い秘境のため幻の名山と呼ばれてきた標高2060メートルの帝釈山を訪れた。
田代山山頂
国道352号を福島県舘岩で、田代山林道に入り、登山口のある猿倉登山口までひたすらダートコースを走ると、猿倉登山口へ到着する。駐車場は2か所あるが、北(下)の駐車場には、きれいな水洗式のトイレが整備されている。
猿倉登山口
見通しのきかない急斜面をただひたすらジグザグに登ること1時間ほどで、登りが緩やかになり、木道の整備された開けた小田代へと出る。この小さな湿原から田代山の頂を目にすることができます。
小田代
小田代を抜けると再び急坂となるが、展望は良く、南に日光連山を望みながら頂上を目指すことができる。
山頂直下、日光連山を望む
30分ほどで一気に展望が開け、平坦で広い田代山湿原へと出る。山頂一帯は見渡す限りの高層湿原で、ちょうどキンコウカの花も終わり、草紅葉の時期へと移っていた。
ただ尾瀬などの湿原に比べると、泥炭が堆積し、池塘も目立つものは「弘法沼」のみとなっており、だいぶ草原化が進んでいるように感じられた。
湿原には「弘法沼」と呼ばれる池塘が水をたたえ、天上の楽園を思わせる。
弘法沼
木道を西にすすみ、樹林帯に入ると「弘法太子堂」と呼ばれる避難小屋へと出る。ここにはトイレが設置されているが・・・・・? 管理できないトイレほど手に負えないものはなく、ただただ環境の悪化を招くだけに思われる。撤去すべし!
弘法太子堂
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