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2006.10.29

奥日光 千手ヶ原

20061029okuniko_004  奥日光で紅葉の最後のステージをかざる黄金色に輝くカラマツの黄葉を見物に、今回も赤沼駐車場に車を停め、まだ夜の明けぬ早朝、千手ヶ浜へと向かいました。
 千手ヶ浜に着く頃には周囲も明るくなり出すのですが、薄明かりの中浮かび上がる中禅寺湖の景色がひときわ印象的でした。

20061029okuniko_009  もう千手ヶ浜一帯には秋気は感じられず、色も風も冷気もすべてが身にしみます。ひし枯れた風景のなか、ただシカの鳴くこえだけがもの寂しげに響いていました。ちょうどシカは繁殖期のピークを迎えているようで、繁殖期特有の長く響く声だけでなく、あちこちで身体に泥をすりつけた跡(ぬた場)を見ることができました。

20061029okuniko_014  千手ヶ浜から西ノ湖に続く、外山沢川と柳沢川に挟まれた樹林帯「千手ヶ原」も、落葉広葉樹(主にミズナラなど)はすべて落葉しており、末枯れた寂しい雰囲気でした。そんな中、久しぶりに「山神様」の祠に立ち寄り、お参りしてきました。
20061029okuniko_012  今では誰も住んでいない千手の森で、いつ・誰がお祀りしたのかわかりませんが、祠だけでなく、山神様の近くには炭焼き窯の跡も残っています。その昔山で生きていた人たちの営みの跡なのでしょう。どのような人たちが生きていたのかとても興味深いものがあります。

■参考までに・・・・・
 10月8日の千手ヶ原の様子はこちらから

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