古峰原トレッキング
鹿沼市北西部に位置し、日光開山の祖勝道上人修行の峰として有名な標高1378メートルの古峰原(三枚石)に登ってきました。この山は4月下旬からアカヤシオが咲き出し、6月中頃までシロヤシオ・トウゴクミツバツツジ・レンゲツツジなどが咲き誇り、登山者を楽しませてくれますが、今日はまだちょっと早かったなぁ。
古峯神社無料駐車場を過ぎ、古峰原林道を進んでいくと一般車両通行止めのゲートがあります。その手前に車15台分ぐらいの駐車スペースがありますが、そこから「古峰原高原(峠)」目指して入って行きます。登山口になります。
登山口から沢沿いの路を登るとすぐの所に「へつり地蔵」があります。なんでも「深山巴の宿」(後で説明します)での厳しい修行に耐えきれずこの地で命を落とした修行僧を供養して建てられたものだということです。
へつり地蔵から40分ほど登ると古峰原高原(峠)へ出ますが、その間、苔むした石仏をみつけることができました。注意して見ていないと通り過ぎてしまいそうです。
古峰高原には、休憩所(あずま屋)や、無人の「古峰ヶ原高原ヒュッテ」があり、一息入れるにはいい場所です。ただ・・・・・一般車両進入禁止のはずの古峰林道ですが、マイカーで入ってきている人たちが結構いたのは残念でした。
古峰原高原(峠)からヒュッテの前を通り、歩くこと10分ほどで、今日の第1目的地の「深山巴の宿」へ到着です。
ここは、日光開山の祖勝道上人が草庵を結び修行を積み、その後日光山(二荒山)を開山したという、所謂日光開山の発祥の地になります。後には、山岳修験の場として明治初年まで修験道がおこなわれていたということです。
現在は、古峯神社の禊所となっていて、幽玄・神妙な雰囲気が当時をしのばせます。
古峰原峠までもどり、銀色の鳥居とくぐり、巨石が林立する登山道を登ること40分ほどで、「三枚石」到着です。ここが古峰原の山頂ですが、三角点は400メートルほど手前にあります。
「三枚石」は、巨大な三枚の石が重なり、「金剛山端峯寺」の奥の院となっています。「深山巴の宿」で修行中の勝道上人が、この石の下で座禅修行をしたとつたえられている所です。
それにしても、山岳修験道の道は、幽玄・神妙にして、歩いているだけで穢れが落ちていくようでした。結構カラダが軽いですネ!
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