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May 2007

2007.05.24

檜枝岐の山人料理

20070523_003  今日は尾瀬の山開きです。これからの水芭蕉のシーズンを迎える尾瀬、その中でも尾瀬沼周辺の状況については、昨日アップしたとおりですが、ゆったりと尾瀬の美しい自然を楽しみたいものです。
 ところで、尾瀬の福島県側の入口にあたる檜枝岐は、山河の食材の宝庫で、特につなぎをまったく使わない「裁ちそば」が有名ですが、その他にも、檜枝岐ならではの料理が沢山あります。

20070523_101  「岩魚一夜干のから揚げ」は美味しいです。檜枝岐川の清流で育ったこぶりの岩魚を干したものを、から揚げにしているので、カリカリと頭や骨まで抵抗なく食べることができます。むしろ身よりも頭の方が絶品です。檜枝岐の入口にあるアルザ尾瀬の郷に隣接するお食事処水芭蕉で楽しめます。

20070523_104  「はっとう」は檜枝岐の代表料理です。そば粉ともち米を混ぜてゆでたものに、エゴマをまぶしたものですが、あまりの美味しさに、昔、村人が食べることを禁止された「御法度」から呼び名がついたといわれている看板料理です。檜枝岐ならどこでも楽しむことができます。

 とにかく、檜枝岐はいいところですネ!!

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2007.05.23

尾瀬

20070523_039  明日山開きされる檜枝岐の御池から、尾瀬を歩いてきました。
 御池に車を停め、だいたい30分に一本出ている沼山峠行きのシャトルバス(400円)に乗り、沼山峠から大江湿原を経て、尾瀬沼を一周し、沼山峠までもどるコースです。
 

20070523_015   平日ということもあり、ほとんど人とすれ違うこともなく、燧ヶ岳を仰ぎながら、せせらぎの音、うぐいすの鳴く声に心があらわれ、所々に顔をだしている水芭蕉に感動しながら、ここちよい1日を過ごすことができました。

20070523_025 が、しかし・・・・・まだ、ちょっと早かったかなぁ!水芭蕉はこれからですネ!残念です。尾瀬ヶ原の方では結構咲き出しているようですが、尾瀬沼の周辺で見事な群落が見られるのは、6月上旬ではないでしょうか。かろうじて、大江湿原とビジターセンター周辺で見ることができました。

20070523_007  沼山峠からのトレイルは、残雪が所々に残っているのではなく、一面の雪です(右画像)。大江湿原のような拓けて陽の当たる場所がやっと雪解けしている程度で、尾瀬沼ビジターセンターから沼尻平までの沼南側のトレイルは、どこが道かもさだかでなく、雪を踏み抜くは、滑って滑落しそうになるはで、危険でした。

20070523_056 そんな中、まだひかえめに顔を出したばかりの水芭蕉や、

20070523_034  リュウキンカ、

20070523_125  ワタスゲの花、

20070523_087  エンレイソウなどを見つけることができました。

20070523_001  また、カモシカにも遭遇です。カメラを向けた途端に逃げ出してしまいました。

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2007.05.20

駒止湿原

20070520_001  福島県南会津町と昭和村の境界に位置する、標高1000メートル~1200メートルの地点(台鞍スキー場から北方の山上)に駒止湿原はあります。ちょうどこの時期、雪解けがすすみ、水芭蕉の群落が見頃を迎えます。その雰囲気はミニ尾瀬といったところです。

20070520_002  旧田島町側の駐車場に車を停めます。おそよ30台ぐらいの広さでしょうか。トイレや案内板が設置されています。

20070520_003  横なぐりの雨のなか、駐車場を出て、ブナやシラカバの林を抜けると視界が急にひらけ、駒止湿原で一番大きな「大谷地」の入口へ到着です。この湿原は大きくは「大谷地」「白樺谷地」「水無谷地」と3つに分かれています。

20070520_006  周囲を豊かなブナ林に囲まれた大谷地は、低層湿原→中層湿原→高層湿原へと変化しながら、多くの植物が楽しめます。ここでの遅い春の主役は水芭蕉です。今が見頃ではないでしょうか。

20070520_005  その他にはショウジョウバカマの花を見ることができました。また、所々ですが、リュウキンカの黄花を見つけることもできました。リュウキンカはこれからでしょう。

20070520_076  大谷地を木道に沿って抜けると、終点に開拓農地跡があります。その農道を道標に従い左へ進むと、白樺谷地入口となります。ここは高層湿原で、水芭蕉の他に、ショウジョウバカマが可憐なピンクの花をつけて出迎えてくらます。見頃を迎えていますネ。

20070520_007  他にはタテヤマリンドウの蕾を沢山見つけることができました。開花するまで、もう僅かでしょう。花を見ることができなくてちょっと残念です。

20070520_052  白樺谷地と水無谷地は連続しており、終点まで行ったら木道を引き返すことになります。所々、名前の分からない花を見かけました。帰ってきて調べたら、「岩梨(イワナシ)」というツツジ科の花でした。

20070520_064 駐車場から水無谷地までゆっくり往復して、2時間30分ぐらいでした。それにしても、いいところです。山上の楽園ですネ
 (後で知ったのですが・・・水芭蕉の仏炎苞(白い花びらのようなやつ)は普通一つの花に一枚ついているのですが、ここ駒止湿原産の水芭蕉の中には、二枚ついているのがあるそうです。なんでも、世界でここにしかないという話です・・・・・。)
 
20070520_006_1  撮影した水芭蕉を確認して見ると、結構ありますヨ。

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2007.05.11

またまた大芦川です

20070408_016_1  またまた大芦川へ行って来ました。
 平日というのに各ポイントには釣り人が入っており、改めて大芦川の人気の高さを感じました。

20070408_015  肝心の釣果はというと・・・・・木の葉山女魚ばかりでした。残念!!

20070408_011  ところで、今日またやってしまいました。デジカメを落としてしまったんです。それも川の中に・・・・・。数年前も知床の滝壺に落としたのに続いて2度目です。どうしましょう?

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2007.05.05

再訪 古峯神社と大芦川

20070408_018  前回(4月15日)訪れた時、拝殿へ上がって参拝しなかったことが心残りで、本日、改めて古峯神社を訪れました。

20070408_016  境内のすぐ横を流れている大芦川の水はどこまでも清らかで、黄色の山吹が色鮮やかに目にとびこんできます。川面を静かに眺めていると、山女魚が優雅に泳いでいる姿を見ることができます。

20070505_001  さて、拝殿へ上がってビックリです。今まで様々な神社を参拝してきましたが、ここは雰囲気が他社とことなっています。
 古峯神社は別名「天狗の社」と呼ばれていますが、祭神(日本武尊)を参拝する拝所に、天狗が祀られているのです。

20070505_002  この地では、天狗は神の使いとして、災厄消除・開運の威力の持ち主として広く信仰を集めおり、拝殿だけでなく、廊下には数多くの天狗の面が奉納されていました。ちなみに、顔が赤く鼻の長い天狗が「大天狗」、黒いくちばしのある天狗が「烏天狗」です。

20070408_005_3  なかでも圧巻だったのは、全長1,5メートル以上もある「大天狗」「烏天狗」の面です。何でも江戸時代の作品ということでした。

20070408_032  それにしても、大芦川は渓相の素晴らしい川です。水はすきとおり、川をとりまく景観も一級品。特に新緑のこの時期、○○をするのを忘れ、ひたすらその景観に見とれてしまうほどです。
20070408_022 清らかな水面に波紋をつくる山女魚の美しさと、新緑に彩りをそえるツツジの景観美と、さて、どちらを選ぶべきか・・・・・。

20070408_030  結城倶楽部隊長、悟りをひらくには、まだまだ修行が足りないようです。

 

 

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2007.05.04

日光 鳴虫山トレッキング

20070408_001_1  日光に春を告げるアカヤシオの花を求めて、鳴虫山(票高1104メートル)へ登ってきました。

20070408_004_1  日光消防署の北側にある商店街の無料駐車場(15台程度)へ車を停め、「鳴虫山登山口」の案内に従って歩くとすぐ登山口に着きます。登山口周辺は、新緑が目に眩しく、黄色い山吹の花や紫のスミレが彩りをそえてくれています。
 
20070408_005_2 ジグザクの急坂を登り出してまもなく、石の鳥居と祠のある「天王山神社」に出ます。祠の裏手からは、女峰山や外山をバックに日光市街を一望することができます。

20070408_008_2  神社から、さらに40分ほどで、神ノ主山(標高842メートル)山頂に出ます。ここは、北側正面に男体山、女峰山などの日光連山の眺望が良く、眼下には日光市街も望むことができます。

20070408_044   神ノ主山から鳴虫山までは、いくつかの小ピークをアップダウンする尾根歩きとなります。鳴虫山頂上へ近づくにつれ、だんだんとピンクのアカヤシオが目に付くようになります。
20070408_043_1 また、トレイル周辺の北斜面をのぞき込むと、まだカタクリの花も咲いていました。盛りは過ぎており、山頂直下に僅かに花が残っていました。間に合って良かったです!

20070408_066  神ノ主山から1時間程度で、展望台のある鳴虫山山頂です。アカヤシオはまだまだこれからといった感じでしたが、ピンクの花の間から見える日光連山の眺望は絶景でした。
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