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July 2007

2007.07.29

中禅寺湖のヒメマス!

20070729_003  ここ数年不漁だった中禅寺湖のヒメマスですが、今年は結構良いようです。
 型も大きく、数も上がるということです。

 ヒメトロで釣れた尺上のヒメマス・・・・・
 その味は、野趣あふれた岩魚や山女魚におとることはありあせん。
 塩を打って一晩ねかせ、明日塩焼きにしたいと思ってます。

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2007.07.26

叉鬼山刀(またぎながさ)

20070720_013  マタギの発祥の地とされる秋田県阿仁の西根打刃物製作所の「袋ナガサ」を、念願かなってとうとう手に入れました。
 世に出回っている模造品ではなく、阿仁マタギが使い続けている正統なナガサで、マタギはこれ一本で、鉈として枝打ちをし、藪を払い、岩魚を調理し、クマやシカ・ウサギなどを解体し、緊急の際にはクマと対峙するという、究極の狩猟刀です。

20070720_005  また、越前打刃物の町、福井県武生の浅井打刃物製作所で鍛え上げた、墨流・総ぼかし仕上げによる美しい刃紋が特徴の切り出し小刀も手に入れました。

 巷にはナイフの類は無数に出回っていますが、我が国の日本刀の技と伝統を受け継いだ逸品は、手にすると心に響くものがありますネ。

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2007.07.23

アームチェアー・フィッシング

 最近何かと雑事が多く、思うようにフィールドに出かけることができません。
 だいたい、結城倶楽部隊長は、趣味を通して生活を高め、その趣味の余韻で生活を潤して行くタイプであるため、雑事に追われる生活をしていると窮屈になり、どんどん屈折してしまうのです。

 そんな時、思い屈した気持ちを慰めてくれるのが、「本」(ほん・book)なのです。
 海の向こうの人たちは、釣りに行けない時、自宅で椅子に腰かけ釣りの本を読むことを「アームチェアー・フィッシング」という言葉で表現していますが、まさに今の隊長はその状態なのです。

20070707_004_1  というわけで、最近、佐藤垢石という釣師の古書にはまっています。
 明治生まれの「趣味人」であり、「釣り名人」であり「酒仙」でもあり、その豊富な経験から生まれる飄々とした風格が、文体のあちこちから沁みだしています・・・・・。

20070720_003  どうせ思い通りにフィールドに出かけられないのなら、せめて、この垢石氏の全著作を買い求め、読破してやろうと、今秘かに燃えています。

 それにしても「古書」は情趣があっていいですネ。人間味があって実に温かい。一項一項に愛が詰まっていますヨ。

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2007.07.16

兎追いし彼の山

 今日は生家の集落の祇園祭(夏祭り)です。今年は生家が、十数年ぶりに祭りの世話人ということで、朝から大忙しです。

20070707_014_1  そんな中、時間を見つけて、幼い頃から昆虫を採ってきた秘密の山へ探検に行って来ました。昔は、ラジオ体操でハンコをもらった後、悪ガキたちが隊列を組んで山へ潜入し、コナラやクヌギの木を見つけて蹴とばすと、「ボタッ、ボトッ・・・」と、ノコギリクワガタやカブトムシがふってきたものです。そして、木の根本をほじくり返せば、ヒラタクワガタなどの今は珍しいクワガタが採れたものでした。

20070707_016  いました・・・・・。カブトムシにノコギリクワガタ、そしてコクワガタ!!
 
木を蹴とばさずとも、樹液の出ているところには、さまざまな昆虫が集まっています。
 カナブンもスズメバチもいます。
 
 ところで、今の子どもたちは昆虫採集なんてするのでしょうか?
 ひょっとして、昆虫もお金を出して買うものと思っているのでしょうか?

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小鮒追いし彼の川

 生家の横には、田んぼ一枚はさんで川が流れています。その川から引かれた農業用水が、生家とその田んぼの間に流れ込み、さながら専用釣り堀のようになっています。
 そこでは、コイやフナ、そしてウナギもとれました。一升瓶を沈めておくと、数日後にはきまってウナギがはいっていました。コブナなどは、翌日には甘露煮となって、食卓を賑わしたのを憶えています。ナマズも沢山とれましたが、これを食べた記憶はありません。

 隊長は、幼い頃からその用水に釣り糸をたれ、コイ・フナ・ヤマベ(オイカワ)などを相手に釣りの修行を積んできました。その頃の釣り支度というと、釣り竿は裏山から切り出した竹、ウキも小刀で削りだした自作のもの、道糸は木綿のタコ糸、ハリスと釣り針・板ナマリだけを買ってきて使っていました。
 エサは当然ミミズです。畑にある腐葉土をひっくり返せば、いくらでも新鮮で美味しそうなミミズが採れました。今でもとれますが・・・。

20070707_013  ところで、今日、久しぶりに小鮒追いし彼の用水に釣り糸をたれてみました。
 驚いたことに、コイやフナに混じって、なんとブルーギルやブラックバス、カワムツなどが釣れたのです。右の画像はおそらくカワムツだと思います。婚姻色鮮やかで、ちょっと不気味な気がします。

 今や魚界もけじめなき時代のようです。県境も国境も関係ないようですネ。
 

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2007.07.09

ジュンサイの採れる季節です!

20070707_010   ちょうどこの時期、磐梯山の北、裏磐梯地方ではジュンサイとりがピークをむかえます。
 ジュンサイはスイレン科の水草で、新芽の部分が寒天質の粘液で厚く覆われており、そのぬめりと、つるつるとした食感がよろこばれています。
20070707_005 右の画像のように、水面に小舟を浮かべ、一つ一つ丁寧に手で採っていくんです。

20070707_001  ジュンサイといえば秋田名物ですが、福島県裏磐梯でも、規模こそ大きくないものの、点在する湖沼や栽培池で、ジュンサイが栽培?されています。

Jyunsai1  ところで、ジュンサイの花を見たことがありますか?右の画像がそうです。ジュンサイ採りをしていた地元の人に教えてもらいました。

20070707_006  ちなみに、こちらはヒツジグサ(スイレン)の花です。ジュンサイの栽培されている池に咲いていました。こちらのほうが清楚で美しいですネ。

 

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2007.07.08

小田代ヶ原

20070707_056  7月7日現在の小田代ヶ原の様子です。
 全体的に花はこれからといったところでしょうか。ホサキシモツケもアザミもまだ花をつけていません。

20070707_057  そんな中、アヤメの群落が見頃をむかえています。

20070707_058 所々で、オダマキもユニークな形の花を付けていました。

20070707_064  また、ハクサンフウロもあちことでみかけることができました。

20070707_071  蛇足ですが、もう季節が終わっているはずのエゾ春ゼミにも遭遇です。

20070707_077  蛇足ついでに、もう一つ。赤沼茶屋後ろのニッコウキスゲが見頃です。

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2007.07.07

温泉ヶ岳(ゆせんがたけ)

20070707_008 厚い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうな天気の中、およそ1ヶ月ぶりの活動再開を祝して、日光湯元温泉の背後にそびえる、温泉ヶ岳(標高2333メートル)へ登ってきました。
 金精トンネル入口にある登山口からの出発ですが、、いやぁ~それにしても、金精峠までのおよそ30分の急登が身体にこたえました。
 ガレ場・急な階段・急なはしご・・・・・特に、障害物競走のハードルのように行く手を遮る丸太の階段には閉口です。登るというより、またぐという言葉がピッタリですネ。

20070707_014  金精峠は、直進すると菅沼方面へ、左は金精山・白根山方面となり、「金精神社」が祀られています。晴れていれば、一休みしながら、眼下に湯の湖を眺めることができるのですが、今日は残念です。
20070707_019  金精神社の御神体は、石造りの男根をかたどった「金精神」で、子孫繁栄の守護神だということです。

20070707_020  金精峠から右に進路をとり、根名草山方面へ進みます。あいにく雲がかかり、温泉ヶ岳が隠れていますが、ここからは比較的緩やかな登りとなります。

20070707_026  それにしても、この山にはシャクナゲが多い!トレイルの両側からしゃくなげが覆い被さるようにはえています。花の時期(6月)は、さぞやキレイなんでしょうね。
20070707_023  もう石楠花の花の時期は過ぎているはずなのに、所々、淡いピンクの花を見つけることができました。

20070707  また、所々に、ゴゼンタチバナの白花も見つけることができました。

20070707_040  金精峠からおよそ40分で、温泉ヶ岳山頂を示す道標にでます。本路から左におれ、10分で山頂に到着です。
 山頂は、眺望が良く、日光連山や尾瀬の山々を望むことができるということですが・・・・・ガスがかかって、隣の山容を見ることさえできませんでした。

 天気がいいときに、リベンジしたいですネ。

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