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2007.08.28

大雪山 赤岳・白雲岳へ(登山口~第二花畑)

Img_7598  林野庁森林パトロール事務所から林道をしばらく進むと、赤岳登山口に到着です。ここから本格的な登りスタートです。
 それにしてもこの林道、大雪湖から続いていますが、なんと、ここから大雪山の高山帯を抜け旭岳へ抜けるという「大雪山縦貫道路」なるものの跡らしいのです。幸い大反対にあって中止になったものの、そんな計画がすすめられていたこと自体に驚かされます。

Img_7644  登山口看板から30分程、ダケカンバなどの混じった明るい林の中を急登すると、急に視界が開け第一花畑へ。高山植物はもう見られないだろうと思っていたのですが、所々に咲き残っている花を見つけることができました。

Img_7620  チシマノキンバイソウや・・・・・

Img_7630  ハイオトギリ・・・・・

Img_7659  そしてチングルマの綿毛などなど・・・・・。
 それらの高山植物に見とれて、まったく先へ進むことができません。

Img_7668  続く第二花畑には、秋の花や果実も多く見られるようになっていました。季節はもう秋なんですね。空気も乾燥し、急登しているわりには汗をかかないんです。快適!快適!

Img_7670  第二花畑で目立っていたのは、チシマクモマグサや・・・・・

Img_7671  エゾヒメクワガタ・・・・・

Img_7679  地表面には、コケモモの赤い果実や・・・・・

Img_7681  クロマメノキの紅葉と黒い果実が・・・・・。

Img_7861  また第二花畑上部には雪渓も残っていました。

Img_7708  雪渓周辺にはチングルマがまだ花を咲かせていたのには感動です。雪渓周辺の植物にとっては、やっと訪れた「短い夏」なんですね。

Img_7702  そして幸運にもエゾシマリスの出迎えも受けることができました。雪渓にチングルマそしてエゾシマリスと、疲れを忘れさせてくれる景観です。

Img_7682  このあたりからエゾシマリスかホシガラスがハイマツの実を食べた跡が目につくようになります。自身で種を飛ばす術を持たないハイマツにとって、エゾシマリスはありがたい種子散布者なんですネ。

 第二雪渓の横を登り詰めると駒草平へと出ます。

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