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October 2007

2007.10.28

日光の紅葉・黄葉

Img_8701  日光道・日光口PAを出たのが13:30分、日光道は道路沿いの木々が所々鮮やかな紅葉を見せてくれ、快適にドライブすることができたのですが・・・・・

Img_8713 が、しかしです。日光道清滝出口から、この時期日光名物の「殺人的大渋滞」にはまり込みました。もう身動きがとれません(男体山には今年2度目の冠雪が・・・・・)。

Img_8725_2  バイクや自転車、途中から歩きだした人たちにも追い越されながら、いろは坂を登って中禅寺湖畔に着いたのは15:58分、なぁんとその間2時間30分(いろは坂の景色をじっくり見ることができました)・・・・・。

Img_8730_2   日光の紅葉の見頃は、今、中禅寺湖畔からいろは坂へと移動しています。
 中禅寺湖畔に店をかまえている知人の話では、昨晩の台風20号の風雨で、赤や黄と紅葉の盛りを迎えていた中禅寺湖畔の木々は、その葉っぱを一晩でだいぶ落としてしまったようで、今朝、店先に積もった落ち葉を掃除するのが大変だったとか・・・・・でも、まだしばらくは楽しめそうですよ。中宮祠の画像です。

Img_8731  さて、戦場ヶ原の様子はというと・・・・・
 赤沼からの男体山です。頂上付近には昨晩積もった雪がまだ残っています。

Img_8744  落葉広葉樹の葉はほとんどが落葉し、カラマツの黄葉がピークを迎えています。戦場ヶ原や小田代ヶ原はあたり一面が金色色に輝いています。スゴイ!!

Img_8747  西の山に太陽が沈む前のほんの一瞬の時間でしたが、西日差す戦場ヶ原の写真を撮ることができました。まにあってよかった。

Img_8740  今年は紅葉が遅れたわりには、カラマツの黄葉は例年通りなんですね。そして、カラマツの黄葉がピークを迎えているということは、まもなく「冬」。
 

 それにしても、覚悟していたとはいえ、いろは坂の渋滞は恐ろしい!(当然、帰りの渋滞も殺人的でした。)

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2007.10.24

やっぱりSUBARUでしょ!

Img_8689  結城倶楽部隊長の愛車 SUBARUランカスター6 の走行距離が5年で13万キロを超えました。現在、ドックで車検中です(目指せ20万キロ!)。
 そのかわりとして、フォレスター・エアブレイク(2000cc)に乗らしてもらっていますが、これがまた結構イイ感じです。

 SUBARU独自の水平対向エンジンに、走る・曲がる・止まるというクルマの基本3性能が群を抜き、さらにシンメトリカルAWD(4WD)が加わって、まさに鬼に金棒です。ハイウェイや一般道・荒れ路や雪路と、走る道を選びません。釣りやボードなどアウトドアを好む人には最高のクルマです。

 隊長の周囲には、隊長を含め3人のスバリストがいます。フォレスター・10thアニバーサリーに、Newインプレッサです。いずれもフォレスターからNewフォレスターへ、インプレッサからNEWインプレッサへと乗り替えたばかりです。

 やっぱりクルマはSUBARUでしょ!!

 画像は、奥からエアブレイク・Newインプレッサ・10thアニバーサリーです。

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2007.10.20

奥日光の紅葉

20061029okuniko_030  今日、奥日光の男体山や白根山など2000メートル級の山々で初冠雪が記録されました。そして、金精峠や湯元、竜頭ノ滝や小田代ヶ原、戦場ヶ原などの紅葉がピークを迎えているようです。千手ヶ浜や西ノ湖は紅葉のピークまでもうちょっとというところでしょうか。
 いよいよ来週末ぐらいには、奥日光の紅葉も最後のステージを迎えます。カラマツの黄葉です。西ノ湖や小田代ヶ原、戦場ヶ原周辺のカラマツ林が黄金色に輝き、樹下もまさに金色のカーペットをしきつめたようになります。隊長の一番好きな奥日光の景観です。
 (上画像は2006年10月29日の西ノ湖へのトレイルです。)

  思い起こせば10年以上前、奥日光中禅寺湖や湯ノ湖、丸沼でのトラウト・フィッシングに夢中だった頃、釣りのためたまたま泊まった中禅寺湖畔のペンションで、一枚の油絵と出会ったことが奥日光の自然にのめり込んでいくきっかけとなりました。

1  トラウトを釣り上げることしか考えず、周囲の自然には全く興味のなかった隊長に、奥日光の自然の素晴らしさと奥深さを教えてくれたのがその油絵、そして絵の作者だったのです。その油絵に描かれていたのが「カラマツの黄葉」(右画像)でした。

 それ以来、ロッドをふる回数よりも、カメラを持って奥日光の自然の中を徘徊することのほうが多くなりました。ほとんど毎週のようにいろは坂を行き来したものです。
 それでも、訪れるたびにちがった表情を見せてくれる奥日光の自然には飽くことを知りません。
 当然、紅葉もその表情は千差万別で、同じ景観に出会うことはありません。その年その年で表情が違います。今年の紅葉はどんな顔を見せてくれるのだろうと考えると、いてもたってもいられなくなるんです・・・・・。
 
 そして、その「カラマツの黄葉」は、今では隊長の自宅で一年中黄金色に輝いています。

 (この週末、世事に煩わされ奥日光に出かけることのできなかった自分自身のために。)

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2007.10.14

竜頭ノ滝と竜頭之茶屋

Img_8634  奥日光竜頭ノ滝の真正面に、その観瀑台から竜頭ノ滝を見ながら小休止できる茶店があります。その名を竜頭之茶屋といいますが、この茶店がいろんな意味で魅力的なんです。
 右画像は観瀑台から2007年10月13日に撮影したものです。

Img_8636  名物は「施無畏団子(せむいだんご)」で、お茶付きで、小倉とみたらしの2種類。各400円というものです。なんでも「施無畏」とは、ある観音様が由来となっており、多くの人に安らぎを与えるという意味があるそうです。

Img_8637  他にも、うどん・そば、冬期にはぞうになどもあり、その狭い店内にところ狭しと並べられた名品・珍品を眺めながら食することができます。

Img_8632  店内にはお土産品も置かれており、軒先には清水でいれたコーヒーショップもあります。このコーヒーも名物らしいです(まだ飲んでません)。

Photo  特に注目すべきは、店内の天井や壁に掲げられたありがたい言葉?の数々。ここでその幾つかを紹介します。まずは「一路平安」・・・・・

Img_6022  「動くものは美しい」・・・・・

Img_8635  「水5則」・・・・・

Img_8633  「川柳?」・・・・・

 このほかにも数々の箴言・名言・珍言が掲げられています。
 とにかく店内のあんなトコ・こんなトコに名品珍品がありますので、それらを見ていると結構楽しいですよ。

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2007.10.13

日光の紅葉 (奥日光竜頭ノ滝)

Img_8638  千手ヶ浜から西ノ湖を経由して小田代ヶ原・戦場ヶ原と、黄葉・紅葉と色づき始めた奥日光の美しさをかみしめた一日も、いよいよ竜頭ノ滝でひとまず終了です。
 道路の大渋滞を避けるためには、昼までにはいろは坂をおりなくてはなりません。

Img_8603  戦場ヶ原の南端の石楠花橋から竜頭ノ滝へと、湯川沿いの道を歩いていきます。この周囲は、ミズナラ林がひろがり、奥日光で一番早く紅葉する場所です。例年ですと10月5日前後あたりでミズナラの黄葉が見頃になるのですが、今年はやっとこの時期になって見頃を迎えました。実にすばらしい紅葉(黄葉)です。

Img_8613  湯川の流れとあいまって、その美しさは絶品です。

Img_8620  竜頭ノ滝上からの景観です。流れの先には中禅寺湖を見ることができます。まだ緑葉が残ってはいるものの、竜頭ノ滝上周辺は今が紅葉の見頃ではないでしょうか。

Img_8634  竜頭ノ滝の紅葉は右画像のとおりです。まだまだこれから色が深くなっていきます。暫くは楽しめそうですネ。

 ところで、締めくくりに、竜頭ノ滝の茶屋で見かけた「水五則」という箴言を載せておきます。

「水五則」

1 自ら活動して他を動かしむるは水なり

1 常に自己の進道を求めてやまざるは水なり

1 障碍に逢い激してその勢を百倍し得るは水なり

1 自ら清うして他の汚れを洗うは水なり

1 洋々として大洋をみたし発しては蒸気となり雲となり雨となり雪と変じ霧と化し凝っては玲瓏たる鏡となりしかもその本性を失わざるは水なり

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日光の紅葉 (奥日光戦場ヶ原)

Img_8536  この時期、色づき始めた奥日光の紅葉を満喫しようと思ったら戦場ヶ原が一番のおすすめです。
 ミズナラ林の黄葉や・・・・

Img_8563  ホサキシモツケなどの草紅葉・・・・

Img_8589  湯川沿いの紅葉・・・・

Img_8575  草紅葉ごしの男体山など・・・・

Img_8560  さまざまな植物のさまざまな紅葉パターンを楽しめる変化に富んだコースで、十分に奥日光の秋を楽しむことができるはずです。右の画像は青木橋のものです。

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日光の紅葉 (奥日光小田代ヶ原)

Img_8489  小田代ヶ原の草紅葉が見頃を迎えています。周囲のミズナラの紅葉も始まり、小田代ヶ原周辺はいよいよ秋本番といったところでしょうか。

Img_8506  今日は(今日も?)、まだ陽の昇らぬ未明から多くのカメラマンが三脚を立てファインダーをのぞいていました。
 湿原には、台風9号で溜まった雨水が残っています。
 ホサキシモツケが深紅に紅葉し、一面のモザイク模様がとても見事でした。

Img_8524  また、草紅葉ごしに望む男体山の眺めと陽の光を浴びて光り輝くススキも「美しい」の一言です。

Img_8527  小田代ヶ原周辺のミズナラ林も黄葉が始まっています。
 ミズナラの黄葉が終わりに近づくと、ミズナラに変わってカラマツが黄金色に輝き出します。これから11月上旬まで小田代ヶ原周辺の紅葉を楽しむことができます。

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日光の紅葉 (奥日光西ノ湖)

Img_8454  中禅寺湖の西岸千手ヶ浜から2キロ程度(歩いて30分)、千手ヶ原の中を歩くと、柳沢川に架かる赤い吊り橋に出ます。橋を渡り、樹齢1000年といわれているミズナラやハルニレの巨木の中を抜けると西ノ湖へ出ます。

 湖畔にヤチダモの林がある、訪れる人も少ない静かな雰囲気の湖で、元々は中禅寺湖の一部だったものが、流入河川から入り込む土砂の影響で分断された遺留湖だそうです。
 例年10月中旬にはみごとな紅葉が迎えてくれるのですが・・・・・。

Img_8447  湖手前の巨木林の中には、色づいている木を見ることもできましたが、まだまだ見頃になるには時間がかかりそうです。例年ならまぶしいくらいのカツラやミズナラも黄葉していませんでした。

Img_8462  西ノ湖から、低公害バスの西ノ湖バス停の間には、見事なカラマツ林が広がっていますが、このカラマツの紅葉は例年10月下旬頃から見頃を迎えます。この時期は、やっと色づきだした程度で、黄金色に輝くまでにはこちらも時間がかかりそうですネ。

Img_8469  参考までに、西ノ湖バス停付近の画像も載せておきます。

 

 

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日光の紅葉 (奥日光千手ヶ原)

 中禅寺湖の西岸、外山沢川と柳沢川に挟まれた比較的平坦な森が千手ヶ原と呼ばれ、ミズナラやハルニレなどの巨木林が広がっています。標高は1300メートル前後と、竜頭ノ滝と同程度で、例年10月中旬にはみごとな紅葉を楽しむことができます。

 千手ヶ原への主なルートには、中禅寺湖畔の菖蒲ヶ浜からのルート、赤沼から弓張峠を経由するルートの2つ(当然歩きです。車では行けません。)がありますが、唯一、赤沼から低公害バスが出ています。この低公害バスに乗ると容易に千手ヶ原へ行くことができます。参考までに、バスの料金は片道300円、この時期の始発は朝5:30になっています。

Img_8414  結城倶楽部隊長はというと・・・・・赤沼の駐車場にて車中泊、朝5:30の低公害バスに乗って千手ヶ原を目指しました。(駐車場で前泊した理由は、紅葉の時期の奥日光の混雑ぶりは恐ろしく、特に土・日曜日は、朝5時頃に来たのでは駐車場へ入れないからです。)
 しかし、今日はどうしたことか、混雑ぶりはそれほどでもありませんでした。きっと紅葉が遅れているからでしょうかネ。それでも右画像のように、千手ヶ浜バス停付近ではキレイな木々を見つけることができました。

Img_8420   千手ヶ浜のバス停(トイレあり)から、すぐ中禅寺湖西岸の千手ヶ浜にでることができます。中禅寺湖ごしに見る男体山の眺めはすばらしく、湖面ではトラウトたちが忙しそうにライズしています。

Img_8423 「水のあるところは紅葉が美しい」といわれるとおり、湖畔では深紅に色づいた木々を目にすることができました。

Img_8430_2  千手ヶ浜から外山沢川に架かる橋を渡って、すぐに西ノ湖への道標があらわれます。その道標に従って森の中へ入っていくと千手ヶ原です。紅葉の方はというと、残念ながら(予想通り・・・)やっと色づき始めたばかりという具合です。緑の木々の中に所々目につく程度。
 例年なら10月中旬にはみごとな色づきを見せてくれるカエデ類もまったくダメ。

 これからの天候次第でしょうが、見頃は10月下旬にずれこみそうです。 

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2007.10.07

尾瀬の紅葉

 2007年10月7日、福島県檜枝岐の御池から燧ヶ岳をピストン行してきましたが、その行程中の紅葉状況をお知らせします。

Img_8404 草紅葉は今が真っ盛りというところでしょうかネ。人によって緑が残っている時がイイとか、赤みがかった状態が最高だとか、いろいろあるのでしょうが、今現在はまさに黄金色となっています。右画像は広沢田代です。

Img_8410  木々はというと・・・・・
 御池駐車場から登山道入り口の白樺の状態です。うっすらと黄葉しています。予測どおり、今年の紅葉は遅れていますね。

Img_8403  全体的には紅葉がはじまったばかりという印象ですが、ブナやミズナラなどはまだ緑色をしています。それでも、ツタウルシの紅葉やナナカマドの紅葉などがだいぶ目立っていました。

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Img_8407  ところで、今日は沢山の栃の実を拾ってきました。アクを抜いてさっそく食べてみましょうか。

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尾瀬 燧ヶ岳(俎嵓~柴安嵓)

Img_8370   俎嵓(まないたぐら)山頂には3つの祠が祭られており、会津駒ヶ岳や平ヶ岳、日光連山などの360度の眺望はすばらしい。

Img_8366 柴安嵓(しばやすぐら・標高2356メートル)ごしに見える尾瀬ヶ原と至仏山。右画像は柴安嵓とその後方に尾瀬ヶ原、至仏山。

Img_8364  特に、尾瀬沼方面の眺望がすばらしい。尾瀬沼の後方には、日光白根山や男体山などの日光連山の山々がはっきりと見ることができます。

Img_83681  ちょうど南方向を遠望してみると、雲の上に頭を出した富士山もはっきりと見て取ることができます。(ちょっとみずらいので、画像をクリックしてして、別窓で見てください。)

Img_8375  俎嵓から柴安嵓までは、急な斜面の上り下りでおよそ20分ほど。柴安嵓頂上も360度の大展望を得ることができます。俎嵓からは尾瀬沼が印象的なのに対し、ここ柴安嵓からは尾瀬ヶ原と至仏山の眺望がすばらしい。

Img_8373  ところで、燧ヶ岳はいくつかのピークからできており、その最高峰がこの柴安嵓。とうぜん柴安嵓のピークが燧ヶ岳山頂ということになっています。

 ということで、今回の尾瀬行は、燧ヶ岳をピストンする登山のみで終了です。
 御池から登り3時間、下り2時間半ほどの山登りとなりました。

 次は山小屋泊で、ゆっくりと尾瀬を楽しみたいものです。

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尾瀬 燧ヶ岳(熊沢田代~燧ヶ岳俎嵓)

Img_8299 広沢田代から、黄や赤に色づきはじめた見通しのきかない樹林帯の中を急登していきます。

Img_8306  途中で後ろを振り返ると、木々の合間から、今通ってきた広沢田代の絶景を見ることができます。その後ろに会津駒ヶ岳の山容も見ることができるようになります。

Img_8324  息を切らしながら急登すること30分程度で、このコース2つめの湿原である熊沢田代へでます。そして 熊沢田代へ出た瞬間、目の前に燧ヶ岳の山容が!!絶景です。あえぎあえぎ登ってきた疲れが一瞬にしてふきとびます。この熊沢田代ごしに見る燧ヶ岳は、おそらく一番絵になる景色ではないでしょうか。

Img_83291  熊沢田代には、大きめの池とうが2つ木道沿いにあり、疲れた体を癒すのに最適な場所となっています。

Img_8347_2  この熊沢田代を過ぎると、いよいよ燧ヶ岳山頂目指しての急登となります。登りながら後ろを振り返ると会津駒ヶ岳方面の絶景が望めます。美しい!

Img_8361_2  足下が不安定で、注意しないと落石をおこしてしまいそうな水の涸れた涸れ沢や、背丈ほどのハイマツ帯や笹原を、1時間程のぼりつめると、あっけにとられるくらい唐突に第1のピークである俎嵓(まないたぐら・標高2346メートル)へ到着です。

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尾瀬 燧ヶ岳(御池~広沢田代)

Img_83241  日本百名山にも選ばれ、以北最高峰でもあり、西の至仏山と並んで尾瀬を代表する名峰燧ヶ岳(標高2356メートル)へ登ってきました。コースは御池から上る御池・俎嵓(まないたぐら)コースです。

Img_8266 昨夜から駐車場で前泊したため、今日は御池駐車場(標高1513メートル)にて5:00起床です。外は相当冷え込んでいます。右画像は5:30頃の駐車場です。
 まだ暗いのにもかかわらず、沢山の人たちが動き出していました。

Img_8267  簡単な朝食と、登山の準備をすませ、トイレをすまそうと、薄明かりの中御池ロッジ横の公衆トイレへ行ってびっくりです。なんとトイレは男女を問わず長蛇の列!列!!列!!!
 右画像は5:50頃の御池の様子です。
 
Img_8268  6:00燧ヶ岳山頂を目指して出発です。周囲の草木の葉にはしっかりと霜が・・・・・。

Img_8271  燧ヶ岳の御池登山口は、駐車場の最奥にその入り口があります。もうすでに多くの登山者が燧ヶ岳目指して歩きはじめていました。
Img_8408  登山口からおよそ500メートルほど整備された木道上を歩くと分岐の道標があらわれます。その道標に従って左へ進路をとり、やっと紅葉の始まった樹林帯のなか、ぬかるみ、岩のゴロゴロする歩きずらいトレイルを40分ほど急登すると広沢田代(湿原)へ出ます。

Img_8276  黄金色に輝く草紅葉は実に見事です。高山植物の咲き乱れる夏の華やかさとはまた違った趣があり、しばし歩みを止め、乱れた呼吸を整えます。7時前ということもあり、湿原全体に霜がかかり、木道上には凍っている部分もあるくらいでした。

Img_8282  平坦な広沢田代には、多くの池とうが点在し、鏡のような水面には空の雲がはっきりとうつっていました。

Img_8283 会津駒ヶ岳の池とう群もすばらしいですが、この広沢田代もすばらしい。苦しい燧ヶ岳登山のアクセントにもなっています。

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2007.10.06

檜枝岐村尾瀬御池駐車場にて車中泊

 明日、10月7日(日)燧ヶ岳へ登るべく、本日6日(土)19時45分に自宅を出発し、23時に御池駐車場へ到着。
 3連休そして紅葉の時期ということで、御池駐車場はすでに7割程度のうまり具合。
 駐車場はじの登山口に近い場所に愛車のスバルランカスター6を停め、さっそく寝袋と毛布の準備。外気温は23時で6℃。おそらく明日の夜明けには5℃以下に下がるだろう。
 外は満点の星空、天の川(?)の流れまではっきり見える。
 

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2007.10.03

尾瀬 至仏山

Img_8175  尾瀬ヶ原の西端にそびえ、東端の燧ガ岳とともに、日本百名山として、また尾瀬のシンボル的存在として有名な至仏山(標高2228メートル)へ登ってきました。
 今回のコースは、尾瀬への群馬県側入り口である鳩山峠から、小至仏山(標高2162メートル)を経て至仏山山頂を目指すコースで、至仏山登頂と尾瀬の草紅葉を楽しむためのものでした。

Img_8172  現在、鳩待峠へのマイカー規制が実施されているため、片品村の尾瀬戸倉にある「尾瀬第一駐車場」(1日1000円)へ愛車を停め、乗り合いタクシー(片道900円)に乗り換えて、約20分で鳩待峠へ到着です。(朝3時に自宅を出たため、この20分の記憶がありません)

Img_2779  鳩待峠やその周囲は、すべて深い霧(ガス)におおわれ、視界のきかぬなかブナやダケカンバなどの目立つ森の中を、比較的緩やかなトレイルを登っていきます。木々の紅葉はまだ時間がかかりそうですが、所々で幼木・稚木やツル性の植物が赤くなっていました。
Img_8185  (美しい紅葉の画像を載せられず残念ですが、登山道で見つけた「小さい秋」をお楽しみください。)

Img_8224  お花畑を過ぎ(この時期花は終わっています)、水場のあるオヤマ沢の細流を越えると、このコース上唯一の湿原であるオヤマ沢田代(標高2030メートル)へでます。
Img_8223  天気が良ければ正面に小至仏山を見ながら進むことになるわけですが、今日は全く何も見えません。ただ、雨にぬれ黄金色に鈍く輝く草紅葉は美しかった。

Img_8227  オヤマ沢田代を過ぎると、すぐに笠ヶ岳分岐へとでます。道標にしたがって右へ進路をとります。ちょうどこのあたりが森林限界となっており、ハイマツ帯へと変化していきます。

Img_8241  オヤマ沢田代から小至仏山まで約30分。途中から、大きな岩の合間をぬうように進みますが、この岩がクセモノです。名前を「蛇紋岩」といい、とにかく滑るんです。濡れているとまるで油を塗った岩の上を歩いているようです。結城倶楽部隊長、不覚にもスリップし、大転倒してしまいました。(手をついた瞬間左手に激痛が・・・・・)
Img_8244  小至仏山山頂には1本の石柱が立っていまが、広くはありません。

Img_8252  小至仏山から至仏山までは、クセモノの「蛇紋岩」をかき分けて進まなくてはなりません。およそ1時間弱で、山頂到着です。

Img_8256  至仏山山頂は広く、360度の大展望が広がっているはずなのですが・・・・・ガスのため何も見えません。今まで進んできた道すら見えません・・・・・残念無念です。

 蛇足になりますが、下りは登り以上にスリップの危険性が増します。蛇紋岩だけでなく、雨に濡れた木道も注意が必要です。恥ずかしい話ですが、隊長下山時に、木道で2度スリップ転倒してしまいました。

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