奥日光の紅葉
今日、奥日光の男体山や白根山など2000メートル級の山々で初冠雪が記録されました。そして、金精峠や湯元、竜頭ノ滝や小田代ヶ原、戦場ヶ原などの紅葉がピークを迎えているようです。千手ヶ浜や西ノ湖は紅葉のピークまでもうちょっとというところでしょうか。
いよいよ来週末ぐらいには、奥日光の紅葉も最後のステージを迎えます。カラマツの黄葉です。西ノ湖や小田代ヶ原、戦場ヶ原周辺のカラマツ林が黄金色に輝き、樹下もまさに金色のカーペットをしきつめたようになります。隊長の一番好きな奥日光の景観です。
(上画像は2006年10月29日の西ノ湖へのトレイルです。)
思い起こせば10年以上前、奥日光中禅寺湖や湯ノ湖、丸沼でのトラウト・フィッシングに夢中だった頃、釣りのためたまたま泊まった中禅寺湖畔のペンションで、一枚の油絵と出会ったことが奥日光の自然にのめり込んでいくきっかけとなりました。
トラウトを釣り上げることしか考えず、周囲の自然には全く興味のなかった隊長に、奥日光の自然の素晴らしさと奥深さを教えてくれたのがその油絵、そして絵の作者だったのです。その油絵に描かれていたのが「カラマツの黄葉」(右画像)でした。
それ以来、ロッドをふる回数よりも、カメラを持って奥日光の自然の中を徘徊することのほうが多くなりました。ほとんど毎週のようにいろは坂を行き来したものです。
それでも、訪れるたびにちがった表情を見せてくれる奥日光の自然には飽くことを知りません。
当然、紅葉もその表情は千差万別で、同じ景観に出会うことはありません。その年その年で表情が違います。今年の紅葉はどんな顔を見せてくれるのだろうと考えると、いてもたってもいられなくなるんです・・・・・。
そして、その「カラマツの黄葉」は、今では隊長の自宅で一年中黄金色に輝いています。
(この週末、世事に煩わされ奥日光に出かけることのできなかった自分自身のために。)
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