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2007.10.03

尾瀬 至仏山

Img_8175  尾瀬ヶ原の西端にそびえ、東端の燧ガ岳とともに、日本百名山として、また尾瀬のシンボル的存在として有名な至仏山(標高2228メートル)へ登ってきました。
 今回のコースは、尾瀬への群馬県側入り口である鳩山峠から、小至仏山(標高2162メートル)を経て至仏山山頂を目指すコースで、至仏山登頂と尾瀬の草紅葉を楽しむためのものでした。

Img_8172  現在、鳩待峠へのマイカー規制が実施されているため、片品村の尾瀬戸倉にある「尾瀬第一駐車場」(1日1000円)へ愛車を停め、乗り合いタクシー(片道900円)に乗り換えて、約20分で鳩待峠へ到着です。(朝3時に自宅を出たため、この20分の記憶がありません)

Img_2779  鳩待峠やその周囲は、すべて深い霧(ガス)におおわれ、視界のきかぬなかブナやダケカンバなどの目立つ森の中を、比較的緩やかなトレイルを登っていきます。木々の紅葉はまだ時間がかかりそうですが、所々で幼木・稚木やツル性の植物が赤くなっていました。
Img_8185  (美しい紅葉の画像を載せられず残念ですが、登山道で見つけた「小さい秋」をお楽しみください。)

Img_8224  お花畑を過ぎ(この時期花は終わっています)、水場のあるオヤマ沢の細流を越えると、このコース上唯一の湿原であるオヤマ沢田代(標高2030メートル)へでます。
Img_8223  天気が良ければ正面に小至仏山を見ながら進むことになるわけですが、今日は全く何も見えません。ただ、雨にぬれ黄金色に鈍く輝く草紅葉は美しかった。

Img_8227  オヤマ沢田代を過ぎると、すぐに笠ヶ岳分岐へとでます。道標にしたがって右へ進路をとります。ちょうどこのあたりが森林限界となっており、ハイマツ帯へと変化していきます。

Img_8241  オヤマ沢田代から小至仏山まで約30分。途中から、大きな岩の合間をぬうように進みますが、この岩がクセモノです。名前を「蛇紋岩」といい、とにかく滑るんです。濡れているとまるで油を塗った岩の上を歩いているようです。結城倶楽部隊長、不覚にもスリップし、大転倒してしまいました。(手をついた瞬間左手に激痛が・・・・・)
Img_8244  小至仏山山頂には1本の石柱が立っていまが、広くはありません。

Img_8252  小至仏山から至仏山までは、クセモノの「蛇紋岩」をかき分けて進まなくてはなりません。およそ1時間弱で、山頂到着です。

Img_8256  至仏山山頂は広く、360度の大展望が広がっているはずなのですが・・・・・ガスのため何も見えません。今まで進んできた道すら見えません・・・・・残念無念です。

 蛇足になりますが、下りは登り以上にスリップの危険性が増します。蛇紋岩だけでなく、雨に濡れた木道も注意が必要です。恥ずかしい話ですが、隊長下山時に、木道で2度スリップ転倒してしまいました。

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