雪化粧した奥日光
昨日、北海道や東北地方に11月としては記録的な大雪をもたらした冬型の気圧配置もゆるみ、スカッと晴れわたった空に一際目立つ雪化粧した男体山と女峰山。
奥日光にも15㎝以上の積雪があったらしく、結城倶楽部隊長は昨日からソワソワと落ち着かず、今朝早くいろは坂をのぼって奥日光の雪景色を楽しんできました。
いろは坂の路上には雪がなかったものの、明智平のトンネルを抜けると路上にも雪がみられるようになり、戦場ヶ原や湯元は完全な銀世界です。スタッドレスじゃないと無理です(何台もの車がスリップして道路横の側溝にはまってましたよ)。赤沼駐車場も右の画像のとおり、雪がしっかり積もっていました。
さて、雪の奥日光トレッキングですが、低公害バス(11月末まで運行)で千手ヶ浜へ向かいました。千手ヶ浜から眺める男体山はいつみてもうつくしく、中禅寺湖の湖水も気温(水温)が低いせいか、より澄んで見えます。
シーズンを終えた観光遊覧船は浜にあげられ、メンテナンスの最中です。お疲れ様です。
雪の積もり具合ですが、15㎝程度かなぁ~。右画像は隊長のトラックですが、とても細やかな雪のわりには水分が多く、気温が上がってくるとすぐに溶けてしまいそうです。
ところで、すっかり葉を落とした千手ヶ原の森で、クマ棚発見です。ミズナラの巨木に、大きな鳥の巣のように枝がかたまっているのがわかりますか。クマが樹上でミズナラのドングリを食べた跡なのです。ん~、それにしても熊は木登りがうまい!
また、雪の上には動物たちの足跡(アニマル・トラッキング)がいっぱいです。シカの足跡はわかりやすいのですが、一直線に続いているキツネの足跡や、地面をほじくりながらあちこちに行ったり来たりしているタヌキなどの足跡を追ってみると、動物の気持ちがわかるようで楽しいです。
千手ヶ浜から西ノ湖へ向かいましたが、西ノ湖手前を流れている柳沢川は凍りついていました。ただし、表面だけで、氷の下は水がながれてます。
西ノ湖岸は日当たりがいいせいか、所々地面が見えていました。水位も10月末に比べるとだいぶ下がっています。それにしても、この時期、訪れる人のだぁ~れもいない西ノ湖は静寂につつまれ、とてもいいものです。
小田代ヶ原ですが、積もった雪より枯れ草の背丈のほうが高く、また、木々の枝や草の上に積もっていたはずの雪も溶けてしまい、ちょっと期待はずれでした。興ざめです。
戦場ヶ原も右画像のように、ちょっと訪れる時間が遅かったようです。朝方ならしっかりと雪がついていたのでしょうが・・・・・午後1時ともなると御覧の通りです。それでも、木道上にはしっかりと雪があり、スリップして危険でした。
午後2時ぐらいに奥日光を後にしたのですが、路上の雪は溶けて道路は乾いていました。下りのいろは坂にも雪は見られませんでしたが、夜間や朝夕の路面凍結は注意してください。ちなみに帰るときの外気温は-2℃でした。
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