唐沢山から高鳥山へ
佐野市東部に位置し、ムカデ退治伝説や天慶の乱を平定した藤原秀郷の居城として知られる唐沢山(標高241メートル)へ登ってきました。
ここは山頂一帯が城跡となっており、多くの石垣や城の遺跡など当時をしのぶ遺跡が数多く残っており、本丸跡には唐沢神社が祀られています。
ちょうど唐沢山神社周辺の紅葉が見頃で、紅葉を愛でながらの城趾巡りを楽しむことができました。
本当は麓から登ろうとしたのですが、山道入口の駐車場に車を停めることができなかったため、唐沢神社前のレストハウスからの出発です。
天狗岩(物見岩)を過ぎ、鳥居(上の画像)を抜け、から堀に架けられた神橋(右画像)を渡ると、まるで小京都のような雰囲気の小径が続きます。
この神橋からの小径沿いの谷側の紅葉がみごとでした。
苔むした昔のままの石垣と赤や黄に色づいた木々が絶妙なバランスで、美しい秋の景観を作り出しています。
京都の小径さながらのコースを登っていくと社務所へとでます。社務所前から石段が続き、その石段を登りつめると本丸跡にでます。現在は唐沢山神社が建立され、藤原秀郷が祀られています。神社が建立されたのは意外にも明治初期のことで、藤原秀郷の子孫である佐野氏などの縁故の人々の手によるとのことです。
城跡巡りは十分に楽しめたのですが、これではトレーニングにならない。そこで、唐沢山の北にそびえている山へ登ってみることにしました。案内図にも名前がなく、あまりに急なトレイルに驚きながら、それでも山頂に立つと、「高鳥山」(標高290メートル)という案内板と三角点がちゃんとありました。
ところで、唐沢山城跡入口で見つけた「りゅうきんくつ」です。漢字でどのように書くのか忘れてしまいましたが、竹筒から聞こえる清々しく澄んだ音にザラついた心が癒されます。おすすめです。
次回は、唐沢山から諏訪岳までの尾根路を縦走しようと思います。
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