太平山(晃石山から馬不入山へ)
太平山は、栃木県南部に位置し、栃木市・大平町・岩舟町にかけて連なる低山帯で、東から太平山(標高346メートル)、晃石山(標高419メートル)、馬不入山(標高345メートル)と並び、稜線はさらに西に大明神山、南には岩舟山へと続いています。
この一帯は、太平山県立自然公園に指定され、登山道も整備された四季折々の景観を楽しみながら手軽にトレッキングのできる名山です。
その山域には、太平山神社・大中寺・清水寺などの社寺を抱え、地元では古くから信仰の山として親しまれており、それぞれが登山口ともなっています。
最近、この太平山へトレーニング目的で通うことが多くなりました。その主な理由は、早起きをしなくてすむことと、コースが多彩なこと、そしてアップダウンがかなりありトレーニングには最適なことでしょうか。「午後からちょっと時間があるから登ってこようか」という手軽さで、たっぷりと汗をかくことが可能な山なのです。
そしてこの時期、里の低山では紅葉が盛りで、赤や黄に色づいた木々を楽しむことができます。なんと言ってもうれしいのは、ほとんど訪れる人がいなくなることです。
ということで、「太平山」について解説してしまいましたが、今日も太平山で午後からトレーニングしてきました。コースは、清水寺から晃石山へ一気に登り、山頂から桜峠へ降りて、また馬不入山へ登り、桜峠へ戻って清水寺へ帰ってくるコースです。ゆっくり歩いても3時間はかかりません。
まず登山口になる清水寺ですが、銀杏の黄や楓の赤が華やかな彩りを見せてくれるなか、道標にしたがって晃石山へのトレイルに入ります。アキレス腱が伸びるのを感じながら急登すること45分程度で晃石神社へ到着です。あまり人が通らないコースのようで、トレイル一面に落ち葉がしきつめられ、ドングリが散らばり、滑りやすくてとても危険でした。
晃石神社から晃石山山頂へは、神社右手からの登山道を上ること数分です。右画像は晃石神社です。
山頂には鳥居と小さな祠が祀られていますが、北西方面が開け、眼下には数多くのゴルフコースが眺められます。あまり広くはありません。
山頂から大小幾つかのピークを越え、最後に急な石段を下ると標高275メートル地点にある桜峠へ出ます。休憩できる小屋と、幾つかのベンチが整備されています。
桜峠の名前の由来は、山桜の巨木が多いところからきているようです。
この桜峠から馬不入山へのピストンは、前回のブログで紹介した通りですので割愛します。
それにしても、太平山はよい山ですね。
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