雄国沼
磐梯山の西に、猫魔ヶ岳や古城ヶ峰・雄国山を外輪山とし、標高1090メートル程の山上に秘めやかに存在するカルデラ湖「雄国沼」。
ニッコウキスゲの大群落が有名で、雄国沼湿原植物群落として国の天然記念物に指定されています。
雄国沼に至る主なルートは、①雄子沢口 ②ラピスパ裏磐梯 ③猫魔八方台 ④金沢峠がありますが、今日は、ニッコウキスゲの開花状況を調査する目的で、桧原湖畔の雄子沢口からの出発です。
雄国沼から桧原湖へ流れ込む雄子沢川に沿った、ブナやトチノキ・ミズナラなどに囲まれた比較的緩やかなトレイルを1時間程登っていきますが、小雨模様の曇り空にもかかわらず、ウグイスやカッコウ・エゾハルゼミやカエルなどの声であふれかえっています。
雄子沢口から登ること1時間程で、無人の避難小屋「雄国沼休憩舎」へ到着です。眼前に雄国沼がひろがっています。
そして、この建物周辺にはレンゲツツジやタニウツギ、ヨウラクツツジなどの低木、ホウチャクソウやチゴユリなどの小さな山野草が花を競っていました。
[レンゲツツジ]
避難小屋から、さらに30分程歩くとお目当ての雄国沼湿原へ到着します。とてもこぢんまりとした湿原ですが、山上の楽園です。
残念ながら、お目当ての「ニッコウキスゲ」は咲き出したばかりで、まだまだこれからですネ。まぁ天候にもよりますが、今週末あたりから見頃が始まるのではないでしょうか。
湿原の入り口付近と最奥付近には、「レンゲツツジ」も咲いていました。
湿原をよく観察すれば、ワタスゲやタテヤマリンドウも・・・・・
ホロムイイチゴも白い花を開いていました。
湿原をゆっくり観察した後は、雄国沼の北側にある外輪山の一つ「雄国山(標高1271メートル)」へ登りました。頂上には展望用の櫓がたち、天気さえ良ければ360度の眺望が得られます。
11時頃に雄子沢口の駐車場へ戻ったのですが、その時は駐車場は満車状態でした。
やはり、遊びの基本は「早起き」です。
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