東大雪 トムラウシ山
表大雪と十勝連峰の中間、大雪山国立公園のほぼ中央に位置し、今なお人間が容易に近づくことを拒否し、大雪山系の盟主として岳人憧れのトムラウシ山(標高2141メートル)に登ってきました。
トムラウシ公園付近から見上げるトムラウシ山
今回は、トムラウシ温泉(新得町)唯一の宿、国民宿舎「東大雪荘」に前泊し、東大雪荘より車で20分程の所にある「短縮コース登山口」から頂上を目指す、トムラウシ山日帰り登山です。
分厚い雲が空一面を覆いつくし、雨も降るなか、登山口で入念に装備を確認し、午前4時30分出発です。
歩き始めて15分程で、正規ルート(トムラウシ温泉から)と合流、その後45分程ぬかるんで歩きにくい尾根道を上るとカムイ天上に到着です。
カムイ天上には一枚の案内板がありそれと分かりますが、樹林に囲まれ、あまり見通しはよくありません。
カムイ天上の案内板を過ぎると、すぐに旧道(通行禁止)と新道の分岐点にさしかかります。
分岐点をこえ、尾根上の笹の苅り分け道をさらに1時間程で、カムイサンケナイ川への急斜面をジグザグに下り始めます。
すでに、ナナカマドは紅く色付き始めていました。
カムイサンケナイ川へ下りきったら、沢沿いに少し登り、コマドリ沢への入り口を目指します。カムイサンケナイ川へ下りきった所は、コマドリ沢との合流点の少し下流側になるので、迷わないように注意が必要です。
コマドリ沢の沢スジでは、トカチフウロやミヤマサワアザミなど多くの高山植物が花を咲かせていました。
トカチフウロ
沢の源頭は、遠くの斜面に消え、登山コースは、右上方にカーブを描くようになります。ペンキマークを見落とさないよう進みます。
コマドリ沢
コマドリ沢を登ると、いよいよ本コースの核心部となります。
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