September 2008
2008.09.30
草紅葉の尾瀬ヶ原(Part1・鳩待峠から山ノ鼻・牛首)
群馬県側の入口である鳩待峠から入山し、草紅葉が黄金色に輝く尾瀬ヶ原を、山ノ鼻から牛首・竜宮・見晴の順に東へ進み、見晴から北進し、東電小屋からヨッピ道を経て牛首・山ノ鼻へもどるコースで周遊してきました。
距離がおよそ20㎞と長いわりには楽なコースで、尾瀬ヶ原の魅力を総取りできる、見所沢山のコースです。
規制除外日ということで、車を鳩待峠に停め(駐車料2500円)、下り一方の広葉樹林の森を山ノ鼻へ。
駐車場へ到着したのが6時40分ぐらいだったのですが、平日ということもあってか、駐車場は意外なほど空いていました。
山ノ鼻から尾瀬ヶ原に入ります。
すぐに出迎えてくれたのが、尾瀬ヶ原のラストシーズンを彩るエゾリンドウ。中には初めて見る白色のリンドウも。これはエゾリンドウの白花なのでしょうか?それとも別種?
■白花のリンドウ(珍しい?)
尾瀬ヶ原の湿原は、上田代・中田代・下田代に分かれますが、山ノ鼻から入ってすぐに現れるのが上田代(山ノ鼻~牛首)。
進行方向(北東)には燧ヶ岳、後ろを振り返れば(南西)至仏山を仰ぎ見ることができます。
木道を進むと、やがて池塘があちこちに姿を現します。
この時期の色鮮やかな草紅葉と池塘、そして池塘に浮かぶ燧ヶ岳は絶景です。
やがて上ノ大堀川を渡ると牛首(尾瀬ヶ原三又)へ。
休憩用テラスがあり、一息いれるには絶好の場所です。ただし人通りが気にならない人向き。
2008.09.29
裏磐梯フォレスト・スプリングス
秋の訪れを実感させられる、ここ数日の冷涼な天候に誘われ、久しぶりにロッドを手に、仲間と共に、裏磐梯フォレスト・スプリングスへ出かけました。
天気予報では、傘マークがついていたのですが、時折雲の切れ間からうっすらと青い空が姿を見せ、風もなく、なかなかの釣り日和。
空気が澄んでいるため会津の名峰磐梯山も、一日中はっきりと見ることができました。
さて、肝心の釣果というと・・・・・
水温が急激に下がって、まだ落ち着いていないようで、ライズもほとんどなく、厳しい釣りとなりました。
そんな中、活性が高かったのがブルックトラウト!
40㎝オーバーの美しいブルックが仲間のルアーを次々と襲います。
■45㎝オーバーのブルックをつり上げ、奮闘中
■ランディングして魚の美しさに陶酔・・・・・
それにしても、この時期、魚以外も気になってしまう
キノコや栃の実やアケビなど・・・・・
池のまわりをちょっと歩くだけで、こんなに集まる。
そして、いつ来ても思うのだが、このログがかっこいい。
日本の自然には、焦げ茶がよく似合う。
■レストランも兼ねているログ
レストランのメニューも充実・そして美味。
一番の特徴は量が多いこと!
■トラウトカレーにスープ(何スープ?)・そしてサラダ
これってフルコースですか?
そんなに食べて大丈夫なの?
2008.09.27
女峰山へ登ってきました
表日光連山を代表する名峰 女峰山(標高2483メートル)へ登ってきました。
雪が舞い、女峰山山頂から西の帝釈山までのやせ尾根では、アルペン的な雰囲気を楽しめ、眺望は天候のせいで今ひとつでしたが、秋と冬を同時に満喫することができました。
それにしても、山頂付近で紅葉が始まったばかりなのに、雪や霧氷が同時に楽しめるなんて思ってもいませんでした。
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登山口は志津峠。
まずは、志津峠から馬立を経て唐沢小屋を目指します。
途中、空からポツポツと降ってきて、それが何と雪なんです。標高が上がるにつれ、トレイルのあちこちに積もっていました。
唐沢小屋に到着し、小屋の中へ入ってみると中二階建ての構造で、これが意外と広い。
小屋の中の温度計を覗いてみると、午前8時で3℃。そりゃ雪が降るのも当然。とにかく寒い。
唐沢小屋から、浮き石が多く滑りやすいガレ場を通ります。
後ろを振り返ってみると、雲の切れ間から男体山の全容が・・・・・。
でも、これから目指す山頂はうっすらと雲の中。
ガレ場を過ぎ、ハイマツ帯をくぐると頂上直下の祠の前へ。
あたりの木々は雪と氷で真っ白になっていました。昨夜は相当冷え込んだんですね。
頂上で空が晴れるのを待つつもりだったのですが、寒さに耐えられません。
やむなく西の帝釈山へ向けてやせ尾根を歩きだしました。
女峰山山頂から帝釈山山頂までがこのコースのハイライト。
日光三険の1つ剣峰(けんのみね)の急峻な岩場を恐る恐る降り、鎖場を乗り越し、専女山を越え、寒さに震えながら帝釈山へ到着です。
帝釈山からは、コメツガの樹林帯の中を富士見峠へ。
富士見峠からは、あちこちでズタズタになっている林道をひたすら歩き通し、馬立を経て志津峠へと戻ります。
この最後の林道歩きが長く単調で、参ったなぁ~。
2008.09.23
奥日光 女峰山登山のはずが・・・・・
今日は久しぶりに天候も味方してくれ、女峰山から360度の大展望を楽しめるはずと、期待に胸をふくらまして林道をすすみます。
こんなに天気が良いのは実に久しぶり ・・・・・と、調子が良かったのはここまで・・・・・
不覚にも、登山道を見失ってしまった(間違った)のです。
志津峠から志津林道を歩き、唐沢小屋をへて女峰山山頂を目指すはずだったのに、迂闊にも、志津小屋入口(男体山入口)前の林道を志津林道と思いこみ、おかしい・おかしいと気にしながら、結局4時間も志津小屋の東にある「弁天河原」(薙のような沢のような場所)をさまよい歩いてしまいました。
弁天河原に降り、反対側の尾根筋を獣道(鹿の道)を頼りに歩きまわり、途中で、鹿のくくり罠を見つけたり、いろんなものを見つけたりと、発見は多かったのですが・・・・・疲れました。
結局、4時間ほど弁天河原沿いをほっつき歩き、それなりの充実感もあったため、もう帰ろうということで車を出すと、なぁ~んと、帰り道が非常識の方々の車のために通れないのです。
■常識の全くない方々の車
赤矢印方向に帰りたいのに、林道の両サイドをご丁寧にブロックしてくれています。
4時間ぐらい待ちました。迷惑を被った被害者は隊長だけではなく、隊長の後ろは大渋滞です。まぁ、最終的には、日光警察署や登山者御一同様のありがたいご協力のおかげで、帰ってくることができました。本当に皆さんありがとうございました。
2008.09.16
尾瀬 至仏山へ Part 2(至仏山山頂~小至仏山~鳩待峠)
至仏山山頂で、しばらくガスが晴れるのを待ったのですが、今回一番楽しみにしていた尾瀬ヶ原と燧ヶ岳の大展望を楽しむことはできませんでした。それでも・・・・・
■小至仏山方面の眺望
■北へ続く尾根
■足もとで戯れてくれた鳥(名前がわかりません)
至仏山山頂をあとに、蛇紋岩の岩尾尾根を小至仏山目指して進みます。
■小至仏山への尾根道
小至仏山を過ぎ、傾斜地に展開するお花畑へを抜け、樹林帯へ入ると笠ヶ岳分岐へ到着です。ここから1時間30分程度で、笠ヶ岳(標高2058メートル)へ行くことができるそうです。
笠ヶ岳分岐をやり過ごすと、オヤマ沢田代(湿原)へ到着です。
こじんまりとした湿原ですが、始まったばかりの草紅葉を楽しむことができました。
オヤマ沢田代からは樹林帯の中を鳩待峠目指して下っていきます。この下りがくせもので、雨や霧でぬれた木道や蛇紋岩は危険なくらい滑ります。
途中には「トカゲ岩」と呼ばれている大岩があって、休憩するには絶好のポイントです。
トカゲ岩の上に横になってしばしの休息です。
至仏山山頂から、鳩待峠までは、距離およそ5㎞、2時間の下りでした。
鳩待峠に着いたのが10時45分、すでに休憩所前も休憩所下の一般駐車場も、駐車場はどちらも満車になっていました。
2008.09.15
尾瀬 至仏山へ Part 1(鳩待峠~山ノ鼻~至仏山山頂)
燧ヶ岳と並んで尾瀬を代表する至仏山(標高2228メートル)へ、鳩待峠から山ノ鼻を経由して登ってきました。
今日は交通規制外で、早朝4時頃、鳩待峠駐車場へ愛車のレガシーランカスター6で到着です。偶然にも鳩待峠休憩所前の駐車場に車を停めることができました。
(一般車用の駐車場は、鳩待峠休憩所より手前にあり、駐車料金は2500円です。)
■鳩待峠です。
売店や軽食を出す休憩所と山荘があります。「花豆ジェラート」がお薦めです。
駐車場で身支度をすませ、山ノ鼻目指して、5時出発。
足下も見えぬ暗がりのなか、ヘッドランプをつけての山歩きです。鳩待峠から山ノ鼻まではおよそ50分の下りです。
あたりがすっかり明るくなった6時前、山ノ鼻到着です。
ビジターセンター前のキャンプ場には、10張程度のテントがならんでいました。
■山ノ鼻です。
尾瀬山ノ鼻ビジターセンターやキャンプ場の他、至仏山荘や山の鼻小屋などの山小屋があります。
山ノ鼻から道標に従い、尾瀬植物研究見本園の端を横切るように歩を進めます。
これから目指す至仏山を背景とした湿原では、すでに草紅葉が始まっていました。
湿原を抜けると、いよいよ至仏山へのきつい登りの始まりです。
山ノ鼻から至仏山の間のトレイルは、植生保護のため上りのみ利用可能となっていて、下りでの利用はできません。
樹林帯のなかを、木段や蛇紋岩の滑りやすいトレイルをもくもくと急登すると、視界のひらけた高天ヶ原へでます。高山植物にあふれた岩原ですが、後ろを振り返ると尾瀬ヶ原を一望できます。花で目立っていたのはエゾリンドウやタカネトウウチソウ、ヒメシャジン、ウメバチソウなどでした。
■高天ヶ原からの尾瀬ヶ原の眺望
ガスがかかっていてはっきりしませんが、尾瀬ヶ原の池とう群や、うっすらと燧ヶ岳のシルエットも見られます。
■高山植物
タカネトウウチソウとツリガネニンジン
エゾリンドウ
ヒメシャジン
高天ヶ原から木段をひとふんばりで至仏山山頂(標高2228メートル)へ到着です。
山ノ鼻(標高1400メートル)から距離にして約3㎞、約2時間15分の上りでした。
他の登山者は少なく、ゆっくりと過ごすことができましたが、眺望はほとんで利かず、尾瀬ヶ原や燧ヶ岳も見ることができませんでした。残念です。
■山頂直下から頂上を見上げる
この岩が悪名高き蛇紋岩で、とにかくよく滑る。雨でも降って濡れていようものならさぁ大変・・・・・前回は下山途中に3回もスリップ転倒したイヤ~な思い出が・・・