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2008.09.15

尾瀬 至仏山へ Part 1(鳩待峠~山ノ鼻~至仏山山頂)

 燧ヶ岳と並んで尾瀬を代表する至仏山(標高2228メートル)へ、鳩待峠から山ノ鼻を経由して登ってきました。

 今日は交通規制外で、早朝4時頃、鳩待峠駐車場へ愛車のレガシーランカスター6で到着です。偶然にも鳩待峠休憩所前の駐車場に車を停めることができました。
 (一般車用の駐車場は、鳩待峠休憩所より手前にあり、駐車料金は2500円です。)

 ■鳩待峠です。
 売店や軽食を出す休憩所と山荘があります。「花豆ジェラート」がお薦めです。
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 駐車場で身支度をすませ、山ノ鼻目指して、5時出発。
 足下も見えぬ暗がりのなか、ヘッドランプをつけての山歩きです。鳩待峠から山ノ鼻まではおよそ50分の下りです。
 あたりがすっかり明るくなった6時前、山ノ鼻到着です。
 ビジターセンター前のキャンプ場には、10張程度のテントがならんでいました。

 ■山ノ鼻です。
 尾瀬山ノ鼻ビジターセンターやキャンプ場の他、至仏山荘や山の鼻小屋などの山小屋があります。
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 山ノ鼻から道標に従い、尾瀬植物研究見本園の端を横切るように歩を進めます。
 これから目指す至仏山を背景とした湿原では、すでに草紅葉が始まっていました。

 ■湿原の草紅葉
 霧の中に至仏山が浮かんで見えます。
 
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 湿原を抜けると、いよいよ至仏山へのきつい登りの始まりです。
 山ノ鼻から至仏山の間のトレイルは、植生保護のため上りのみ利用可能となっていて、下りでの利用はできません。
 樹林帯のなかを、木段や蛇紋岩の滑りやすいトレイルをもくもくと急登すると、視界のひらけた高天ヶ原へでます。高山植物にあふれた岩原ですが、後ろを振り返ると尾瀬ヶ原を一望できます。花で目立っていたのはエゾリンドウやタカネトウウチソウ、ヒメシャジン、ウメバチソウなどでした。

 ■高天ヶ原からの尾瀬ヶ原の眺望
 ガスがかかっていてはっきりしませんが、尾瀬ヶ原の池とう群や、うっすらと燧ヶ岳のシルエットも見られます。
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 ■高山植物
 タカネトウウチソウとツリガネニンジン
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 エゾリンドウ
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 ヒメシャジン
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 高天ヶ原から木段をひとふんばりで至仏山山頂(標高2228メートル)へ到着です。
 山ノ鼻(標高1400メートル)から距離にして約3㎞、約2時間15分の上りでした。
 他の登山者は少なく、ゆっくりと過ごすことができましたが、眺望はほとんで利かず、尾瀬ヶ原や燧ヶ岳も見ることができませんでした。残念です。

 ■山頂直下から頂上を見上げる
 この岩が悪名高き蛇紋岩で、とにかくよく滑る。雨でも降って濡れていようものならさぁ大変・・・・・前回は下山途中に3回もスリップ転倒したイヤ~な思い出が・・・
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 ■至仏山山頂で~す。
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