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2008.12.21

大平山清水寺観音堂

 晃石山への山歩きの出発地点てして良く訪れる大平山清水寺観音堂。
 下野第26番札所として、古くから「滝の観音」として信仰されてきた古刹ということは知っていたが、いつもお賽銭をあげるだけで、ただ通り過ぎるだけだった。

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 ところが、今日は扉が開いていたので中をのぞくと、年末のすす払いだろうか、清水寺のご住職が堂内で作業をされていた。
 ただのぞいているのも変なので一声かけると、「どうぞあがってご覧下さい」とのこと。

 堂内へあがらしてもらい、住職の説明を受けた。

 まず、ご本尊の「十一面千手観音」
 何度も火災にあっているため、江戸時代の作ではないかと永年言われていたが、最近になって、体内銘から、文永2年(1265年)に仏師観阿陀によって作られたということがわかったらしい。今では栃木県の指定文化財になっている。

 最近まで、12年に一度しか開帳しない秘仏だったそうな。

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 脇侍には、勝軍地蔵と毘沙門天

 ご本尊以外にも見所満載で、まさに堂内は曼荼羅模様・・・・・

 特に目をひいたのが、江戸時代の作ではないかと言われる「絵馬」
 川を挟んで、武士と鬼が戦っている。

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 貴重なものを拝見させて頂きありがとうございました。

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