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September 2009

2009.09.29

奥日光の紅葉

 奥日光の紅葉は、例年より1週間ほど早いようだ。
 すでに、龍頭ノ滝上~赤沼~小田代ヶ原にかけてのミズナラ林の黄葉が見頃を迎えている。

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 残念ながらあいにくの空模様・・・・・。しかし、雨を山歩きの障害と考えてはいけない。
 雨にぬれた木々はいつもより深い色彩を見せてくれる。

 中禅寺湖から湯元へ向かう国道120号線は、まさに黄金のトンネル。
 ミズナラの葉が黄色く色づいている期間は短く、あと数日で次第に渋茶色に変わっていく。

国道120号線の黄葉のトンネル
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 龍頭ノ滝上の橋からの眺めは、今が最高!!

龍頭ノ滝上
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 龍頭ノ滝も見頃を迎えそう。

龍頭ノ滝
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 小田代ヶ原の草紅葉は・・・・・
 だいぶ茶色くなってきたものの、まだまだ十分に素晴らしい。
 周りのミズナラや白樺も色付き、見事な景観となっている。

小田代ヶ原の草紅葉
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 千手ヶ浜の紅葉はというと・・・・・
 木々によっては早々と色付きだしたものもあるが、まだまだこれからか・・・・・。

湖畔には色付きだした木々も・・・・・

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今日、千手ヶ浜湖畔で一番目立っていた木
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 そして、千手ヶ浜へ流れ込んでいる沢では、産卵のため遡上する鱒の姿を見ることができた。

ホンマスの遡上
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 雨の日の良いところは、なんといっても人がいないこと。
 ゆっくりと静かに山歩きを楽しむことができる。

 帰りに、中善寺温泉街の裏道にある「フゥ・ド・ボワ」という奥日光のパン屋さんへ立ち寄った。

フゥ・ド・ボワ
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 私は奥日光を訪れるたびに、この小さなパン屋さんで、「ぶどうとくるみのパン」を買って、いろは坂を下ることにしている。

ぶどうとくるみのパン
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 フゥ・ド・ボワのホームページはこちらから  

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2009.09.27

秋色鮮やかな 会津駒ヶ岳 

 南会津の名峰 会津駒ヶ岳(標高2133メートル)が鮮やかな秋色に彩られている。
 山頂近くの山腹ではダケカンバが黄色く色づき、ナナカマドが紅く燃えている。所々で、ブナの黄葉も始まった。
 頂や稜線上では、草紅葉(くさもみじ)が黄金色に輝き、まだまだ楽しむことができる。

最初の湿原から山頂を望む:
(中央奥のピークが山頂。朝は霧で何も見えなかった・・・・・)
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駒ノ小屋直下の傾斜湿原:(ピークに駒ノ小屋とトイレが見える)
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駒ノ小屋前の駒ノ池:(左上に見えるはずの会津駒山頂が雲の中・・・・・)
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 駒ノ小屋を後に、会津駒ヶ岳山頂を経て、中門岳へ向かう。

振り返ると駒ノ小屋が・・・・・
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 山頂からの眺望はガスのため全くダメ。
 しかし、稜線上の湿原と池塘は楽しむことができた。

池塘と草紅葉と木道・・・・・
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池塘と草黄葉と木道・・・・・
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池塘と草黄葉と木道と小ピーク・・・・・
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池塘と草黄葉と木道と小ピークと燧ヶ岳・・・・・
(右上に燧ヶ岳が一瞬頭を出してくれた。)
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中門岳
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 ここで紹介した画像は、すべて中門岳からの帰路に撮ったものばかり。

 登っている時は、まだ暗くてよくわからなかったが、ブナの黄葉も始まっていた。
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 それにしても、会津駒ヶ岳から中門岳にかけての稜線上の風景、つまり、日光や鬼怒、尾瀬、越後などの山々を背景とした湿原と池塘の組み合わせの絶妙さは素晴らしく、どこをどう歩いても決して飽きることがない。
 尾瀬ヶ原に勝るとも劣らないものだろう。

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2009.09.23

加蘇山神社と石裂山(おざくさん)

 石裂山(標高879メートル)の登山口となる加蘇山神社は、勝道上人が開山したと伝えられており、千数百年を超す歴史を持っている。

加蘇山神社本殿への参道
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 その境内には多くの杉の古木が空に向かって立っており、特にその中で大きな3本が神木として人々の崇拝を集めている。
 本殿脇の双幹の杉の古木は、解説版によると樹齢800年程度と言われており、なんでも子授けの杉として霊験あらたからしい。

神木の双幹の杉
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 神社本殿をあとに、奥ノ宮への登山道を登っていくと、栃木県の天然記念物になっている「千本カツラ」がそびえている。

千本カツラ
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 さて、この千本カツラを過ぎると、登山らしくなってくる。
 まず行く手を遮るのが「行者帰しの岩壁」で、慎重にクサリを使って登りきる。

行者帰しの鎖場
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 すぐ一枚の大岩の下に出るが、右手のハシゴを伝って登ると洞窟があり、ここが加蘇山神社の奥の宮になっている。

奥の宮へのハシゴ
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加蘇山神社奥ノ宮
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 奥ノ宮を降り、急峻な尾根に取り付き、木の根などにつかまりながら登りつめると東剣ノ峰に着く。
 東剣ノ峰からは、ほぼ垂直のハシゴの急降下が待っていた。足がすくみ、体がこわばる・・・・・。苦手だ・・・・・。

東剣ノ峰からのハシゴ:(降りきった所から上部を撮影)
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 ハシゴを急降下しホッとする間もなく、垂直に近い急勾配の斜面を木の根につかまりながら登り返す。
 登り切ったピークが西剣ノ峰で、隣の石裂山がよく見える。

西剣ノ峰から見る石裂山
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 西剣ノ峰から、またもやハシゴの急降下。
 そして、またもや急勾配の斜面を急登して、石裂山山頂へ到着。

 あいにくの曇り空で山頂からの眺望は利かないが、天気が良ければ日光連山の眺望が良いらしい。

石裂山山頂
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 石裂山山頂からは、尾根づたいに月山を経由して下山する。
 月山山頂には、月読命が祀られている月山神社の小さな社が鎮座する。
 この山も眺望は良いらしい。

月山山頂
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 加蘇山神社 → 奥ノ宮 → 東剣ノ峰 → 西剣ノ峰 → 石裂山 → 月山 → 加蘇山神社 という「石裂山回遊コース」で、およそ3時間の山旅であったが、とにかく急勾配で、クサリ場やハシゴなど危険な個所が多かった。

 注意を喚起する意味で、最後の登山口にあった警告板の画像を載せておく。

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2009.09.21

稜線と山頂からの大展望 根名草山

 日光湯元温泉から金精峠、温泉岳、根名草山を越え、奥鬼怒温泉郷へ抜ける「富次郎新道」。
 この登山道は、奥鬼怒温泉郷の八丁ノ湯を開いた鈴木富次郎氏によって拓かれた。
 今回は、その富次郎新道を金精峠から出発し、栃木・群馬の県境沿いの稜線と、温泉岳・根名草山の山頂からの眺望を楽しむ山旅を試みた。

 ところで、この奥鬼怒温泉郷や富次郎新道をこよなく愛した画家辻まこと氏は次のように書いている。
 「彼(富次郎)の努力で拓かれた新道は、山の道としてすばらしい傑作だとおもっている。けっして樂な道ではないが、処々に開ける尾根の展望の変化、鬱蒼たる森、森の中の泉、断崖からのぞむ深い谷、北方の暗愁、南面の明朗、東側の戦場ヶ原を越して見る広闊、湖と西に霞む片品川流域の展望など・・・・・、願わくばこの道が樂な散歩路などにならないことを・・・・・。この道は一個の芸術なのだ。」
       辻まこと 著 「辻まことセレクション1」 1999年 平凡社 刊 より抜粋

 日光側の登山口になる金精トンネル入口駐車場から、一気に金精峠まで急登する。
 金精峠には「金精神社」が祀られており、南の男体山・戦場ヶ原・湯ノ湖、そして西の金精山の展望が素晴らしい。

金精峠からの金精山
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金精峠からは、男体山と戦場ヶ原、湯ノ湖が一望できる。
(戦場ヶ原は霜が降り白くなっている。-1℃だった。)
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 道標に従い、温泉岳から奥鬼怒温泉郷への道をとる。
 温泉岳への道はシャクナゲの群生地となっており、春の季節はさぞかし美しいピンクの花に彩られることだろう。

 樹林帯のひらけた所では、背後に日光白根山や菅沼を、右手に男体山・戦場ヶ原・中禅寺湖などを見ることができる。

日光白根山:(標高2578メートルで以北最高峰)
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菅沼
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 温泉岳頂上への分岐は道標に従う。
 およそ10分で大展望の楽しめる頂上に出る。

分岐:(道標が小さくわかりずらい)
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温泉岳頂上:(標高2333メートル)
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温泉岳頂上からの展望:(北西方向の会津方面の山々)
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温泉岳頂上からの展望:(南東方向の日光連山)
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 温泉岳頂上を後にし、温泉平から念仏平を目指す。
 
温泉平から眺める温泉岳
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 2326ピークを越えるため念仏平へ入ると、コメツガやシラビソの立ち枯れが目立つようになる。

立ち枯
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 念仏平のピーク直下に、新しく建てなおされた念仏平避難小屋があるが、こんな素晴らしくきれいな避難小屋もめずらしい。
 板張りの室内は二階に分かれており、清浄な木の香りで満たされている。

念仏平避難小屋
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 避難小屋からは、尾根道を30分程で根名草山へ出る。
 山頂は南北に細長く、360度の大展望が楽しめる。

根名草山山頂:(標高2330メートル)
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 根名草山山頂の眺望:(北西方面、尾瀬の燧ヶ岳と鬼怒沼湿原)
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根名草山山頂の眺望:(北西方面、会津駒ヶ岳)
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根名草山山頂の眺望:(南方面、日光白根山)
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根名草山山頂からの眺望:(南西方面、上州武尊や丸沼)
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 いったい、所謂「名山」とは何か。山に貴賤・優劣などあろうはずがなく、その多くの部分は登山者の趣味趣向にゆだねられるべき性質のものではないか。
 だとするならば、私にとって「奥日光の名山」は、この素晴らしき「一個の芸術」である富次郎新道を行く根名草山になる・・・・・。 

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2009.09.20

尾瀬の山上湿原 アヤメ平の草紅葉 

 尾瀬の草紅葉を求めて、比較的静かな山旅を楽しめる尾瀬ヶ原南部の尾根上に広がる山上湿原のアヤメ平を訪れた。
 富士見下に車を停め、6.3キロの林道を2時間以上かけて登らなくてはならないためか、鳩待峠の混雑をよそに、訪れる人もまばらな地味な登山口となっている。

アヤメ平の草紅葉と至仏山:(ずっとガスっていたが、ほんの一瞬姿を見せてくれた。)
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 富士見下から林道を登り、やがて到着するのが尾瀬への入口になる「富士見峠」。
 富士見小屋が営業しており、チップ制のトイレも設置されている。

富士見小屋:(温かいコーヒーで出迎えてくれる。)
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 まず現れるのが「富士見田代」
 ディープブルーの池塘があり、水面に映ったさかさ燧ヶ岳が素晴らしい(残念ながら雲がかかり燧ヶ岳の姿を見ることができなかった・・・・・残念。)。

富士見田代
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 富士見田代を過ぎ、樹間から抜け出すと、アヤメ平へ向けて敷かれた木道が尾根上を走っている。

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 尾根上から赤城山と富士山を見ることができた。

赤城山と富士山:(赤城山の右にうっすらと富士山が浮かんでいる)
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 アヤメ平は標高1969メートルの山上湿原で、360度の大パノラマが多くの人を惹きつける。
 特に、点在する池塘ごしに至仏山、景鶴山、そして燧ヶ岳の雄大な山容をのぞむことができる。
 また、日光白根山や上州武尊山、赤城山、遠くには富士山まで見ることができる。

 この時期のアヤメ平一帯は、見事な草紅葉(草もみじ)を楽しむことができる。

アヤメ平からの景鶴山
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アヤメ平からの至仏山
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 アヤメ平をさらに鳩待峠の方へ進むと、こぢんまりとした湿原の横田代へ出る。

横田田代:(後ろで雲にかくれている山が至仏山)
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 アヤメ平の草紅葉は今が盛りだろうか・・・・・。
 富士見峠付近では、様々な樹木の紅葉・黄葉がはじまろうとしている。

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 森の中には、ブナの実やトチノキの実などの秋の恵みが・・・・・

トチノミ
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2009.09.13

前日光 夕日岳

 日光開山の勝道上人が修行した峰々として、今でも日光修験道(山伏修行)のルートになっている前日光の山々は、「山上更に人の山を築く」奥日光の山々から比べると、とても静かな山旅が楽しめる。

 今回目指すは、標高1526メートルの夕日岳。

夕日岳:(6月20日、薬師岳より東へ1時間程の尾根すじから撮影)
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 登山口は、日足トンネルの開通で廃道となった旧国道122号線の細尾峠。
 6月20日に登った薬師岳(標高1420メートル)の肩から、古峰ヶ原方面目指して、ミズナラやブナが目立つ明るい尾根みちを進んでいく行く。

明るい尾根上のトレイル
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 すぐに不動明王の石像があらわれる。
20090913002

 細尾峠と古峰ヶ原、そして夕日岳の分岐にあたる「三ツ目」。
 その手前に、展望の利く巨石がある。
 ちょうど男体山の展望よろしく、おそらく多くの修験僧がこの巨石の上で、男体山に対峙しながら座禅を組んだのではなかろうか。

三ツ目手前の展望の利く巨石
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 三ツ目から20分ほどで夕日岳山頂になる。
 男体山方面の眺望が抜群である。

夕日岳からの眺望:(左が男体山、中央が大真名子山、右が女峰山)
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 細尾峠から2時間程で夕日岳山頂を踏むことができた。
 夕日岳で小休止後、来たみちを引き返すことになる。

 帰路、薬師岳山頂へ寄ることにした。

薬師岳山頂からの眺望
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 細尾峠からの旧国道122号沿いには、秋の恵みがあちこちに・・・・・

 例えば、ヤマブドウ
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 紅葉の時期にもう一度訪れたい山である。 

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2009.09.06

ホトトギス咲く太平山

 久しぶりに太平山を訪れた。
 麓のぶどう団地では、巨峰などのぶどうが旬をむかえ、多くの人たちで賑わっていた。

 さて、太平山中で目立っていたのが、ユリ科のヤマホトトギス(ヤマジノホトトギスかも?)。
 細かい斑点模様のある独特の花をつけている。
 なんでも、この斑点が鳥のホトトギスの胸の羽の斑と似ているらしい。

ヤマホトトギス?
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 湿った沢筋にはツリフネソウが咲いていた。

ツリフネソウ
20090906003

 また、珍しいことにカマキリモドキにも遭遇!
 上半身がカマキリで、下半身がカゲロウという、ちょっと変わった昆虫。
 正確にはカマキリでなく、カゲロウの仲間。

 カマキリモドキ:(○○○カマキリモドキかは不明)
           キカマキリモドキ か ヒメカマキリモドキ かなぁ・・・・・
20090906002

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