奥那須 大峠から三本槍岳・鏡沼
※前回の続き
奥那須の流石山と大倉山から大峠へ返し、さらに東にそびえる那須連山の最高峰三本槍岳を目指す。
大峠
大峠から東へ小ピークを一つ越すと、三本槍岳へ至る稜線上の眺望が一気にひろがる。 盛りを過ぎ晩秋の雰囲気が漂うも山腹の紅葉をひととき楽しむこともできた。
三本槍岳への稜線上のトレイルがはっきりと見える。ガスがきれ山頂も姿を現した。
後ろを振り返ると、さっき登ってきた流石山の堂々とした山容が望まれる。
三本槍岳へ近づくにつれガスがかかり強風が吹き荒れる・・・・・。
時折立っていられなくなるほどの強風が吹きつけ、冷たい風に顔や耳が痛くなる。
ガスは濃くなる一方で視界がまるできかない。
眺望が得られないのなら無理して登る必要なしと三本槍岳山頂を断念し、三本槍岳と須立山への「大峠分岐」から、須立山(甲子方面)方面へ降りて、鏡沼経由で下山することにした。
大峠分岐から甲子方面へ、ハイマツとシャクナゲのガレ場を一気に急降下する。
下りきると「鏡沼入口」の標識のある須立山と鏡沼への分岐に出る。ここを直進し登り切ると須立山、左に折れると鏡沼である。
鏡沼分岐を左に折れ鏡沼へ向かうが、下りは沢沿いのえぐられた滑りやすい路(崖)の急降下となる。沼の湖畔にでるとホットするほどの悪場である。
鏡沼湖畔は静かな時間が流れる別天地・・・・・
鏡沼は、正式には「鏡ガ沼」と呼ばれるようだが、地元では「鏡沼」らしい。
古くから雨乞いの沼として有名で、数々の大蛇伝説が残っている。また、樹の枝に産卵するモリアオガエルの棲息地としても知られている。
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