粧いはじめた太平山

　秋の粧いをはじめた太平山を訪れた。
　木々がやっと色付き始めた程度で、紅葉の見頃までには時間がかかりそう。

清水寺境内のもみじ


　清水寺（せいすいじ）前の駐車場に車を停め、まずは十一面千手観音が祀られている観音堂まで急な石段を登る。

清水寺十一面千手観音堂

　観音堂から右に折れ、岩と根の露出した急な登りを一歩一歩頂上めざしてつめていく。
　「胸突き八丁」とか「心臓破り」という言葉がぴったりあう。

急な登山道

　観音堂から３０分程で「晃石神社」へ到着。
　太平山と馬入不山をつなぐ尾根の要所で、いつも多くの人で賑わっているが、今日は午後も遅いので誰もいない。

晃石神社

　晃石神社から神社裏手を登ると、ものの５分で晃石山頂上（標高４１９メートル）へ出る。
　山頂からは南と北西方面の見晴らしが良いが、今日は空気が澄んでいるせいか、特に素晴らしかった。

晃石山頂上

北西方面の眺望：（日光方面の山々）

北には那須連山

　晃石山山頂から尾根みちを桜峠（２７５メートル）まで下降して、また馬入不山（標高３４５メートル）まで登りかえす。

馬入不山山頂

馬入不山山頂からの眺望は期待していなかったが、南方向に三毳山（標高２２９メートル）のピーク青竜ヶ岳とその奥に富士山を見ることができた。

三毳山（手前）と富士山