南会津 二岐山
天栄村と下郷村の境に位置し、丸い頂を二つ並べた姿が特徴的な、那須や会津の山々を一望できる二岐山(標高1544メートル)を訪れた。
国道118号線から林道二岐線を二岐温泉目指して進むが、二岐温泉からは二岐川沿いの未舗装のラフロードとなる。
林道二岐線とジムニー
途中、「桔梗の清水」と呼ばれる清冽な清水(水場)を過ぎると、最近作られたらしいやたら大きな駐車場に出る。この巨大駐車場を過ぎるとほどなく左手に御鍋神社の鳥居が現れ、さらに進むと右手に二岐山登山口の標識がある。
車は、砂利敷の巨大駐車場に百台程度、御鍋神社入口に5台程度、登山口に5台程度駐車することができる。駐車スペースに困ることはないだろうが、トイレはない。
小雨が降り、山全体にガスのかかった悪天候のなか、登山口からいきなりの急坂(八丁坂と呼ぶ)を頂上目指して登り出す。
アスナロやブナ、ヒノキの林の中を40分程登ると、「ブナ平」と呼ばれるなだらかなブナ林へ出る。
原生林の中の登山道:(赤テープが目印になる)
「ブナ平」いったいは、ブナ林の伐採地跡で、その時の林道跡を5分程歩き、林道跡から離れて右手山頂方向に向かう。
雨にえぐられた登山道は悪路で、昨日からの雨で足首もでもぐる泥川と化していた。
ガスも濃く、足下の悪さもあり、これ以上進む価値なしということで、頂上手前で引き返し、再来を期すことにした。
帰路立ち寄った御鍋神社
その名の通り、巨大な鍋がつり下げられ、鐘の代わりとなっていた。
神社正面には、林野庁選定「森の巨人たち100選」に選ばれたサワラの巨木が2本生えている。推定樹齢は500年をこえているらしい。
御鍋神社を参拝した後は、桔梗の清水で水を汲む。
山で汲んだ水で茶やコービーを入れるのが最近の楽しみの一つ。
二岐山をあとに、大内宿を目指した。
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