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2009.11.01

足尾山塊 庚申山 (Part 1)

 足尾山塊の庚申山(こうしんさん:標高1892メートル)へ登ってきた。

皇海山:(庚申山山頂奥の見晴台からの眺望)
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 庚申山は歴史ある信仰の山で、奇岩・怪石が立ち並び、滝沢馬琴の著した「南総里見八犬伝」の中で、犬飼現八が化け猫退治に活躍した山としても有名である。
 また、国の天然記念物に指定されている貴重な食虫植物の《コウシンソウ》の自生地でもある。

 午前5時、真っ暗な駐車場へ到着。
 銀山平にある国民宿舎かじか荘を過ぎた道路の左側に登山者用の広い駐車場があるが、今日はその先林道ゲート手前にある4台程度のスペースへ駐車することができた。

林道入口のゲート:(ここから歩く。)
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 この先、緩やかな登りの林道およそ4キロを歩いていく。
 途中ニホンザルの群れに遭遇、警戒・威嚇の声をあげ枝々を揺すり、崖の上方へ逃げる猿たちがこちらに石を落としていく(落石をおこす)。

 ニホンザル:(カメラ目線でこちらに腹をみせる野性の猿公・・・Good!
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 「天狗の投石」と呼ばれる、巨石がゴロゴロころがっている山の斜面を過ぎ、一ノ鳥居に到着。ゲートからここまでおよそ1時間。
 林道歩きでは、盛りが過ぎたもののあちこちで心あらわれる赤や黄の秋の装いを楽しむことができた。

林道の紅葉景色
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落ち葉を踏みしめながらの林道歩き
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天狗の投石
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一ノ鳥居:(ここが庚申山登山口となる。)
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 一ノ鳥居から、伝説の〈鏡岩〉〈夫婦蛙岩〉〈仁王門〉などの奇岩を見ながら沢沿いのトレイルを進むこと1時間程で猿田彦神社跡へ出る。

 「庚申講」など古くからの信仰のみちだけに、足尾町の磐裂神社からの〈丁石〉が道案内をしてくれる。

丁石:(1863年のもので、1町ごとに114の丁石が立つ。)
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 猿田彦神社は昭和24年に焼失したらしいが、跡地周辺では、あちこちに建てられた石碑から往事の賑わいを感じることができた。

猿田彦神社跡地:(昭和24年に神社などが焼失したらしい。)
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 この猿田彦神社跡地で、登山道は右と左に二分する。
 右はスリル満点の「お山巡りコース(危険いっぱい)」、左は庚申山荘を経由して山頂を目指すコース。

 危険なクサリ場やハシゴ場があまり好きでないので、今日は左へみちをとり庚申山荘を目指す・・・・・。

 庚申山荘からは次のページへ

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