高原山系 鶏頂山 (Part 1)
三連休の最終日、昨日までの空模様がうそのような好天のなか、高原山系の鶏頂山(標高1765メートル)を訪れた。
塩原温泉と鬼怒川温泉にはさまれ広大な裾野を広げる高原山は、いくつものピークを持つ連山で、最高峰の釈迦ヶ岳(標高1795メートル)の西にそびえる鶏頂山はトレイルのあちこちに石像や石塔が散在し、古くから山岳信仰の山として栄えてきたことがうかがえる。
登山口は、日塩もみじライン沿いにある、鶏頂山スキー場(閉鎖中)跡。
大きな石の鳥居が目印となっており、鳥居下のゲートの先には、廃墟とかしたスキー場山荘とだだっ広い駐車場がある。
参考までに、日塩もみじラインは普通車で600円の通行料金が必要。
案内板に従ってスキー場内を登っていく。
ちょっとわかりずらいが、踏み跡をはずさないようにすれば問題はない。
やがて木道の設置された湿原の枯木沼へ到着する。
枯木沼を過ぎ、再びササとカラマツ林が美しいスキー場コース跡を登りつめる。
スキー場コース跡最上部は見晴らしが良く、頂に雪をかぶった男体・女峰・太郎・白根などの日光連山を眺めることができる。
さらに昼なお暗いヒノキ林の中を緩やかに登ると、弁天沼に到着する。登山口からちょうど1時間程。
弁天沼は小さな沼だが、ほとりには鳥居や社、石碑などが点在しており、信仰登山の繁栄が偲ばれる。
この弁天沼で、鶏頂山と御嶽山経由釈迦ヶ岳への登山道が分岐する。
道標に従い上の画像にある鳥居をくぐり右へ進めば鶏頂山、鳥居をやり過ごしまっすぐ進めば釈迦ヶ岳への沢すじの登山道となる。
このあたりから登山道はすっかり雪にうもれ、木々には霧氷がつきキラキラと輝いている。
弁天沼の水も凍っていた。
まずは沢すじの登山道を急登し釈迦ヶ岳を目指すが、標高が上がるにつれどんどん雪深くなり、凍った足下が危険な状態になった。
慎重に一歩一歩をすすめ、釈迦ヶ岳と鶏頂山の分岐の尾根すじへ出る。
尾根すじの登山道一帯は雪と霧氷でまるで別世界。あまりの美しさにしばし呆然となる。
釈迦ヶ岳を目指し雪で凍ったヤセ尾根の登山道を分岐から左へ進む。
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