化け猫伝説の伝わる猫魔ヶ岳

　アルツ磐梯スキー場内を縫うように磐梯山ゴールドライン（有料）を車で上り、会津磐梯山の登山口として有名な八方台駐車場から、訪れる人も稀な猫魔ヶ岳（標高１４０４メートル）から日光キスゲの咲き誇る雄国沼を目指した。

猫石からの眺望（雄国沼、遙か後方に雪を頂いた飯豊連峰がそびえる）

　休日ということもあって八方台駐車場は混雑していたが、ほとんどの人は磐梯山を目指すため、静かなブナ林（ほとんどが二次林）を中を歩くことができる。

訪れる人も稀な静かなブナの二次林を歩く

　登山道のあちこちに、マイヅルソウやユキザサ、ツクバネソウ、そしてギンリュウソウが咲いている。

マイヅルソウ

ユキザサ

ギンリョウソウ

　八方台から歩き出してまもなく、猫魔八方台という見晴台に着く。ここから磐梯山と猪苗代湖方面の眺望が楽しめる。

　およそ１時間で一等三角点のある猫魔ヶ岳山頂へ到着。３６０度の大パノラマが疲れを癒してくれる。

猫魔ヶ岳山頂

山頂より檜原湖を俯瞰する（眼下のスキー場は猫魔スキー場）

　猫魔ヶ岳山頂からさらに２０分程進む（一度下って登り返す）と、猫石があらわれる。
　眺望は猫魔ヶ岳山頂よりもこちらのほうがお勧め。

猫石（かなりデカい）

　猫石からは、これから向かう雄国沼や、その後方にそびえる飯豊連峰を見渡すことができる。

　猫石での眺望を愉しんだら、あとは一気に雄国沼向かって急下降あるのみ・・・。