雪解けの尾瀬(竜宮十字路~富士見田代~アヤメ平)
雪解けの尾瀬ヶ原、ミズバショウの白とリュウキンカの黄を愉しむハイカーの群れを避けるように、竜宮十字路からブナやダケカンバの新緑が眩しい長沢新道で富士見田代を目指す。
急傾斜の樹林帯を、残雪の上を滑りながら富士見田代までの4.2キロをひたすら登る。
突然、樹林帯の中に、雪に埋もれた富士見田代が姿をあらわした。
富士見田代の後方には、燧ヶ岳がそびえ立つ。
この樹林帯に囲まれた小さな湿原で、燧ヶ岳を眺めながらの小休止は、まさに別世界。
長沢新道のきつい登りの疲れを癒してくれる。
富士見田代から、残雪のトレイルをアヤメ平へ向かう。
アヤメ平へむかう雲上の稜線は、360度の大パノラマが愉しめ、日光連山や白根山、赤城山や武尊山、谷川岳、そして何と言っても至仏山と燧ヶ岳の眺めが素晴らしい。
すっかり雪が解けたアヤメ平には、ショウジョウバカマが咲き、雪を戴いた至仏山の優雅な山容をみることができた。
それにしても、ブナの新緑がとにかく眩しすぎる・・・・・
今回の尾瀬への山旅は、およそ25キロを歩き通したことになるが、尾瀬ヶ原や尾瀬沼が非常に混雑しているにもかかわらず、富士見下からの八木沢新道や長沢新道では、ほとんど人とすれ違うことがなかった。
静かな山旅、万歳である。
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