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August 2010

2010.08.29

以北最高峰の日光白根山

 栃木県と群馬県の県境に位置する日光白根山(標高2578メートル)を訪れた。

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 五色沼と弥陀ヶ池の2つの山上湖をしたがえたその山容は、アルペン的でさえある。

 登山口は、群馬県側から、ゴンドラ利用可能な丸沼登山口と菅沼登山口、栃木県側からは湯元スキー場からの登山口がある。

 今回は、菅沼から弥陀ヶ池を経て山頂を目指し、五色沼を経由して菅沼へ戻るコース。

弥陀ヶ池からの逆さ白根
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 山頂(奥白根とも呼ばれる)へのガレ場から後ろを振り返ると、丸沼や菅沼、至仏山や燧ヶ岳、鬼怒沼湿原など、奥鬼怒や南会津、尾瀬の山々が望まれる。

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 大岩の横たわる山頂からは360度の大展望が得られる。

日光白根山頂
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 山頂直下の岩場にはトウヤクリンドウが咲いていた。

トウヤクリンドウ
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 山頂から栃木県側へ降りると五色沼の湖畔へ出ることができる。

五色沼
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 五色沼からは、弥陀ヶ池を経由して登山口である菅沼へ戻ることになる。

 五色沼周辺の広葉樹は、早くも紅葉の気配を見せていた。

 

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2010.08.20

太郎山

 奥日光戦場ヶ原の北東に美しい山容を見せてくれるのが、標高2368メートルの太郎山。
 男体山を父、女峰山を母として、その長男として頂上直下には火口原のお花畑を持ち、山裾や戦場ヶ原までのびているたおやまな山である。

太郎山
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 登山口は、光徳入口から志津峠へ向かう林道を、道標に従い太郎山方面へ進むと、堰堤が右側にあらわれ、その堰堤前が駐車場(5台程度)となる。登山口は堰堤のすぐ奥にある。

 登山道は深くえぐれ、木の根や巨石がゴロゴロしており、非常に歩きづらい。
 しばらく急な斜面に汗をしぼられると大きく崩れたガレ沢が現れる。いわゆる「新薙」と呼ばれる場所で、足下が非常に不安定になるが、振り返れば目の前の男体山や大真名子・小真名子山などの大展望が素晴らしい。

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 急な登りが終わると、火口原のお花畑となるが、ササに覆われ花は見られない。

お花畑
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 お花畑がおわると、すぐに巨石の下のお地蔵さまが出迎えてくれる。

 小太郎山への分岐(道標あり)を過ぎると、太郎山山頂へ着く。
 山頂には祠が祀られ、360度の大展望が望めるはずだったが・・・・・あいにく雲に覆われ、期待した展望は見られずじまいだった。

太郎山山頂
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 山頂には、ホソバコゴメグサやミヤマシャジンが咲いていた。

ホソバコゴメグサ(コバノコゴメグサ?)
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ミヤマシャジン
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2010.08.01

キンコウカ咲く天上の花畑 田代山 

 山頂部分が田代(湿原)になっており、キンコウカとイワショウブが見頃を迎えている田代山(標高1926メートル)を訪れた。

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 舘岩の猿倉登山口から、ひたすら急登する。
 登山道の入口では、山ホトトギスやセンジュガンピの花が目立っていた。

ヤマホトトギス
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センジュガンピ
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 登山口からおよそ1時間、田代山山頂を見上げる小湿原の小田代へ到着。

小田代
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 キンコウカの黄色の絨毯の中に、白いイワショウブと赤紫のサワラン、薄紫のタテヤマリンドウが咲いていた。

キンコウカ
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イワショウブ
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サワラン
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 さて、山頂の田代だが、一面が黄色の絨毯を敷きつめたように黄金色に光っている。

田代山湿原
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 天上のお花畑・・・・・

ホソバノキソチドリかなぁ
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