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November 2010

2010.11.28

太平山の紅葉

 やっと太平山の紅葉も見頃を迎えた。
 いつもの登山口清水寺の紅葉の様子をご紹介・・・

 清水寺の大銀杏
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 清水寺の紅葉
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 山全体がもえている。
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2010.11.27

石尊山

 仙人ヶ岳から下山し、なお時間があるので、近くの石尊山(標高486メートル)へ登ることにした。

石尊山容(小俣地区から)
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 登山口は石尊不動尊で、石尊不動尊堂前に8台程度の駐車スペースがある。

石尊不動尊登山口
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 登山口から、ひたすら植林された薄暗い杉林の中を程急登する。
 途中に、修験地の名残の石仏や女人禁制の石塔などがあらわれるが、およそ30分程で明るい稜線に出ることができる。

女人禁制の石塔
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 稜線上に出れば、明るく眺望も開け、心地よい登りとなる。

南は石の採掘場となっていた。
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先ほど登ってきた仙人ヶ岳が見える

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 登山口からおよそ1時間で、石尊神社奥宮が祀られている山頂にでる。
 (木の柱が立っており、ここが山頂と勘違いした。実は山頂はここからさらに10分程すすんだ所にあるらしい。)

石尊神社奥宮
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山頂と間違えた見晴台
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 せめて「ここは山頂ではありません」とか表示していてほしかった・・・・・

 

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沢の水音を聞きながら 仙人ヶ岳

 標高663メートルの仙人ヶ岳は、栃木県足利市の西北部に位置し、群馬県桐生市との県境にある山で、小俣の岩切登山口から登る今回のコースは、頂上までおよそ1時間30分程と手頃なうえ、沢の水音と紅葉を楽しむことができる絶好のコースである。

沢沿いの登山道

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 登山口は岩切登山口。岩切橋のたもとに「生不動尊・仙人ヶ岳」の案内板が立っているが、その100メートル程前後に駐車スペースがある。

登山口の岩切橋
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 案内板の所が登山口となり、木の鳥居をくぐり沢沿いに湿った林道を行く。

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 しばらく進むと不動滝分岐に出るが、どちらを進んでもまた同じ道になる。
 右は安全な巻き道で、左に進むとちょうど不動滝の上へ出ることができるが、足場が悪く危険である。

不動滝
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 沢沿いの紅葉は、盛りを過ぎているが、それでも美しい景観を見せてくれる。
 まさしく日本の秋の景観

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 途中、巨大な岩の前に祀られている「生不動尊」へ出るが、お堂の裏、巨岩の上部に小さな祠が祀られている。

生不動尊
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 やがてトレイルは沢から離れ、明るい雑木林の、落ち葉が敷き詰められた急斜面を右へ進み、急な岩場をロープを頼りに急登すると、熊ノ分岐へ到着する。

仙人ヶ岳山頂へ続く稜線
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 熊ノ分岐から稜線上を左へ進み、数度アップダウンを繰り返すと仙人ヶ岳山頂に着く。
 山頂は広く明るいが、残念ながら展望は利かない。

仙人ヶ岳山頂
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 低山ながら、沢沿いのトレイルは、晩秋の紅葉とあいまってとても愉しむことができた。

紅葉のスナップ
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 今回の仙人ヶ岳は、「栃木百名山」中、ちょうど50座目の山になった。 

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2010.11.24

初冬の芸術〈霜の花〉

 自然が創り出す秋の芸術が紅葉なら、初冬の芸術は「霜柱」や「霜の花」「氷柱」など・・・。

 11月20日に栃木と福島の県境の荒海山へ向かうトレイルでの、自然が創り出した初冬の芸術品の数々。

 〈霜の花〉
 確か「霜の花」という名前だったと記憶しているが、もし別名をご存じの方は一報を願います。
 枯れた茎の繊維が、地中の水分を毛細管現象によって吸い上げ、それが凍り幾重にも重なりあったもの。

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 〈霜柱〉
 地中の水分が凍り付いたもの。
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 〈霜〉
 葉におりた霜・・・葉脈とあいまってとても美しい。
 葉についた水中の水分が凍ったもの。
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 〈氷柱〉
 霜とは違うが、これも冬の芸術品の一つ。
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2010.11.20

晩秋の荒海山

 福島県と栃木県の県境稜線にあり、日本海と太平洋の分水嶺にあたり、福島県側では「荒海山」、栃木県側では「太郎岳」と呼ばれる標高1581メートルの会津の秘峰荒海山を訪れた。

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 登山口は福島県側の八総鉱山跡しかなく、訪れる人も少ない静寂な山で、国道352号線を案内板に従い左折し、荒海川沿いの林道を進むと、左手に八総鉱山跡に到着する。林道の道幅が広くなっているのでここに車が10台程度駐められる。

国道352号線左にある案内板
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 鉱山跡を過ぎると林道は急に細く荒れたダートとなり、今にもクマが出てきそうな雰囲気に包まれる。

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 鉱山跡から慎重に進むと、やがて登山カードボックスのある登山口へ着く。ここにも車が3台程度停めることができるスペースがあるが、4輪駆動以外はやめたほうがいい。

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 透き通った荒海川沿いに進むと、川を渡渉し、右へ折れて沢筋を登る。小さな道標があるので見落とさないように注意して進もう。

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 沢筋の登りはきつい上りの連続で、ロープが数ヶ所張ってある。およそ40分程の急登で稜線上の鞍部に出ることができる。

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 鞍部から道標に従い左へ折れる。
 しばらくは歩きやすい緩急のおだやかな稜線上のトレイルとなるが、荒海山手前の1251メートルピークを過ぎると再び急登となり、1350メートル地点に出ると、突然目の前が開け、双耳峰の威風堂々とした荒海山が目に飛び込んでくる。

1350メートル地点からの荒海山
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 木の根が露出した歩きにくいトレイルをさらに進むと、次第に雪深くなり、一歩一歩が慎重になる。

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 頂上までの笹で覆われた尾根に取り付き、ロープを頼りに急登すると、次第に視界が開け、頂上直下の南陵小屋があらわれる。小屋は笹藪におおわれ人の侵入を拒んでいる。

 荒海山頂上(西峰)には標識と「大河の一滴この地より生る阿賀野川水源の標」と刻んである石碑が立つ。

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 眺望は360度の大パノラマで、北には会津田島の名峰七ヶ岳、西には会津駒ヶ岳や燧ヶ岳、南には日光連山、東には高原山(鶏頂山)が一望のもとに見渡せる。

 隣の二等三角点のある東峰へは、笹藪の中を5分ほど進むことになる。

東峰から西峰を望む(奥の雪をかぶった山が会津駒ヶ岳)
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 帰路は往路を引き返すことになるが、およそ2時間30分程でもどることができる。

 

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2010.11.13

秋深まる太平山

 紅葉前線も里に近づき、太平山でも日一日と秋の気配が深まっている。

 いつもの登山口である清水寺の秋

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 ドングリや菊の仲間が秋の深まりを告げている。

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 落ち葉がしきつめられた太平山の尾根上のトレイル。

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 陽だまりには夏の虫たちが・・・・・
 イソップ物語の「アリとキリギリス」の寓話を思い出した。
 君たちにはこれからどのような運命が待っているのか・・・・・

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