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2010.11.27

沢の水音を聞きながら 仙人ヶ岳

 標高663メートルの仙人ヶ岳は、栃木県足利市の西北部に位置し、群馬県桐生市との県境にある山で、小俣の岩切登山口から登る今回のコースは、頂上までおよそ1時間30分程と手頃なうえ、沢の水音と紅葉を楽しむことができる絶好のコースである。

沢沿いの登山道

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 登山口は岩切登山口。岩切橋のたもとに「生不動尊・仙人ヶ岳」の案内板が立っているが、その100メートル程前後に駐車スペースがある。

登山口の岩切橋
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 案内板の所が登山口となり、木の鳥居をくぐり沢沿いに湿った林道を行く。

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 しばらく進むと不動滝分岐に出るが、どちらを進んでもまた同じ道になる。
 右は安全な巻き道で、左に進むとちょうど不動滝の上へ出ることができるが、足場が悪く危険である。

不動滝
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 沢沿いの紅葉は、盛りを過ぎているが、それでも美しい景観を見せてくれる。
 まさしく日本の秋の景観

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 途中、巨大な岩の前に祀られている「生不動尊」へ出るが、お堂の裏、巨岩の上部に小さな祠が祀られている。

生不動尊
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 やがてトレイルは沢から離れ、明るい雑木林の、落ち葉が敷き詰められた急斜面を右へ進み、急な岩場をロープを頼りに急登すると、熊ノ分岐へ到着する。

仙人ヶ岳山頂へ続く稜線
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 熊ノ分岐から稜線上を左へ進み、数度アップダウンを繰り返すと仙人ヶ岳山頂に着く。
 山頂は広く明るいが、残念ながら展望は利かない。

仙人ヶ岳山頂
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 低山ながら、沢沿いのトレイルは、晩秋の紅葉とあいまってとても愉しむことができた。

紅葉のスナップ
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 今回の仙人ヶ岳は、「栃木百名山」中、ちょうど50座目の山になった。 

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