沢の水音を聞きながら 仙人ヶ岳
標高663メートルの仙人ヶ岳は、栃木県足利市の西北部に位置し、群馬県桐生市との県境にある山で、小俣の岩切登山口から登る今回のコースは、頂上までおよそ1時間30分程と手頃なうえ、沢の水音と紅葉を楽しむことができる絶好のコースである。
沢沿いの登山道
登山口は岩切登山口。岩切橋のたもとに「生不動尊・仙人ヶ岳」の案内板が立っているが、その100メートル程前後に駐車スペースがある。
案内板の所が登山口となり、木の鳥居をくぐり沢沿いに湿った林道を行く。
しばらく進むと不動滝分岐に出るが、どちらを進んでもまた同じ道になる。
右は安全な巻き道で、左に進むとちょうど不動滝の上へ出ることができるが、足場が悪く危険である。
沢沿いの紅葉は、盛りを過ぎているが、それでも美しい景観を見せてくれる。
まさしく日本の秋の景観
途中、巨大な岩の前に祀られている「生不動尊」へ出るが、お堂の裏、巨岩の上部に小さな祠が祀られている。
やがてトレイルは沢から離れ、明るい雑木林の、落ち葉が敷き詰められた急斜面を右へ進み、急な岩場をロープを頼りに急登すると、熊ノ分岐へ到着する。
仙人ヶ岳山頂へ続く稜線
熊ノ分岐から稜線上を左へ進み、数度アップダウンを繰り返すと仙人ヶ岳山頂に着く。
山頂は広く明るいが、残念ながら展望は利かない。
低山ながら、沢沿いのトレイルは、晩秋の紅葉とあいまってとても愉しむことができた。
今回の仙人ヶ岳は、「栃木百名山」中、ちょうど50座目の山になった。
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