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December 2010

2010.12.31

奥日光 スノーシュー

 2010年とも今日でお別れ・・・・・ということで、奥日光のバックカントリーを訪れた。
 
明智平から仰ぐ男体山
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 そこそこに雪の積もった奥日光は、訪れる人もまばらで、静かな山歩きが楽しめる。
 赤沼に車を停め、スノーシューをはいて準備完了、さらさらパウダーの降り積もった戦場ヶ原へ。

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 雪上には、あちこちに小動物のトラック(足跡)が走っている。

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 戦場ヶ原を流れる湯川は、あちこちで氷の芸術品を見せてくれる。

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 普段は通ることのない奥日光のバックカントリーを愉しみながら戦場ヶ原を抜け、小田代ヶ原を目指す。

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 誰もいない小田代ヶ原からの日光連山の眺望は素晴らしかった。
 同時に、とても寒かった。

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2010.12.30

鳴蟲山

 鹿沼市街を抜け古峰ヶ原を目指す途中、大芦川沿いの片野道バス停にある赤い橋を対岸に渡り、すぐ右折し、大芦川を右手に見ながら林道を走り、やがて出てくるY字路を左方向へ進む。

 その林道を不安な気持ちになりながら進むと車が数台駐車可能の広場に出る。この広場より先へは、車の進入は困難である。

駐車場となる広場
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 広場に車を停め、さらに林道を歩くとやがて鉄塔の巡視路の杭が現れるので、そこから鳴蟲山山頂を目指しての登山開始となる。

巡視路を示す黄色の杭
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 スギとヒノキの林内に、整備された送電線鉄塔巡視路を進む。

巡視路
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 灰色の鉄塔を過ぎ、されに進むと山麓からも目立っていた赤白の鉄塔に出る。
 この赤白鉄塔が、鳴蟲山唯一の展望の利く場所で、遠く筑波山を見渡すことができる。

赤白鉄塔
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 頂上は樹木に覆われ眺望は利かないが、石祠が3つ立っている。

山頂
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 登山道が鉄塔巡視路として整備されているので、非常に登りやすい山であるが、眺望がきかないのが残念である。

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2010.12.29

不動岳

 上永野と秋山との境に位置する標高665メートルの不動岳を訪れた。
 これと言った特徴のある山ではないが、古くから永野と秋山を結ぶ山越えの路沿いの山として、多くの人々の生活の跡が残されている。

炭焼き窯の跡
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 今回は上永野側からの入山となるが、尾出山神社の前を左に折れ、少しすすんだ分岐を左へ塩沢沿いの林道を進む。さらに林道分岐を沢に沿って右へ、続いて左へ折れる。

塩沢沿いの林道分岐を沢に沿って右へ
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続いて巨岩のある左へ進む
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 巨大な岩の脇を沢沿いに進むと、また沢が分岐するが、ここに小さな石柱があり、「右秋山村 左山道」とはっきり読み取ることができる。村人の往来が盛んだったころのこの路はどのようなものであったか・・・・・

石柱
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 スギが植林された暗い山肌を、水量の乏しい沢沿いに登り、途中から左の尾根へと取り付く。
 明るい尾根をしばらく登ると、塩沢峠へと出る。

昼なお暗いスギの植林地を登る
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 塩沢峠では、頭の代わりに石が置かれたお地蔵様が出迎えてくれる。

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 塩沢峠からはひたすら稜線上を歩くことになるが、途中両側の切れ落ちたヤセ尾根があるので注意が必要。

ヤセ尾根
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 不動岳の山頂は狭く、眺望はない。ただ三等三角点と山名板があるのみである。

不動岳山頂
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 山に登っていて誰にも会わなかったのは、この山がはじめてか・・・・・

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2010.12.26

蝋梅咲く太平山

 今年一番の寒気が各地に大雪を降らせ、奥日光や足尾の山々も真っ白に雪化粧した姿を望むことができるようになり、暖冬、暖冬と言われながら、やっと冬らしくなってきたようだ。

太平山の頂から望む日光連山
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同じく白根山から足尾山塊
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高原山
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 そんな中、太平山では「蝋梅」や「水仙」など、花の少ない季節に咲く花が、美しい花を咲かせていた。

蝋梅
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水仙
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2010.12.11

尾出山(おでやま)

 標高933メートルの尾出山(おでやま)は、佐野市を流れる清流、永野川と秋山川の渓谷に挟まれ、日光開山の祖勝道上人が修行したと言われる信仰の山である。

稜線上から樹木ごしに仰ぐ尾出山
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 今回は、粟野の与州平バス停を少し戻り、永野川にかかる寺沢橋を渡り、寺沢林道を入ったところが登山口となる。
 寺沢林道は荒れており、乗用車で入るのは難しいが、途中、林道沿いのスペースに車を停めることができる。

荒れた寺沢林道を行く
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 寺沢橋から林道終点までは、およそ3キロの悪路で、歩けば1時間30分程度かかるが、2キロ地点の広場まで車で進入することができた。

林道入口の寺沢橋からおよそ2キロ地点の広場
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 2キロ地点の林道広場から、さらに20分程歩いて林道終点へ到着、ここを左手の沢に向かって降りていくと、木に小さな道標がかかっている。

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 左手の沢を登ることになるが、沢から10メートル程の崖をロープを頼りにトラバースする。非常に狭く、滑りやすいので注意が必要だ。

左沢

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左沢をトラバース
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 林道終点から40分程で尾出峠に出る。
 峠からはコナラやクヌギの明るい稜線上を30分ほど急登する。この時期、落ち葉のカーペットの上を歩くようで心地が良い。
 途中、木々の切れ目からは、雪を戴いた白根山や皇海山などの山々を望むことができた。

 この山は、日光開山の祖勝上尚仁が修行したと言われる信仰の山で、山頂には「勝道上人修行第二宿堂跡」の石碑と石祠、二等三角点がある。

尾出山山頂
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2010.12.05

大鳥屋山(おおとやさん)

 標高693メートルの大鳥屋山は、栃木県内に12座ある一等三角点の山の一つで、山頂には山ノ神の石祠や御嶽講の石碑が残り、特に石祠には天保年間の文字が見られ、古くからの信仰の山である。

 登山口は、佐野市北部の秋山川沿いの前沢登山口で、登山口には10台程の駐車場とトイレがある。

駐車場
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 駐車場からは、五丈の滝への林道を右に見ながら、分岐を左へ進む。
 20分程進んだ林道終点の広場の手前から、右のトレイルに入るが、かすかな踏み跡がある程度で非常にわかりずらい。

 細い踏み跡をたどると、昼なお暗いヒノキの植林地となり、やがて大鳥屋山と岳の山を結ぶ稜線上に出る。

ヒノキ林のトレイル
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 稜線を左へ登ると目指す大鳥屋山の山頂に到着する。
 残念ながら木々に覆われ全く眺望が利かないが、一等三角点と石祠がせめてもの救いである。

大鳥屋山の山頂の石碑
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大鳥屋山山頂の一等三角点
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 帰路、とちぎの景勝百選に選ばれている五丈の滝へ立ち寄ったが、観瀑台から観る五丈の滝は水量も少なく、滑るように清水が落ちる静かな滝であった。

五丈の滝
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2010.12.04

両崖山

 足利市街の西に連なる山並みで、足利県立自然公園に指定され、尾根沿いのトレイルが整備された両崖山(標高251メートル)を訪れた。

中央が両崖山・左が天狗山
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 登山口は織姫神社で、織姫神社の右端を抜け駐車場に向かう途中に、上へ向かう石段と、両崖山を示す道標がある。

織姫神社
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 登山道を登るにつれ、振り返れば渡良瀬川の流れる関東平野が一望のもとに見渡せる。遠くには秩父の山々や富士山を望むことができた。

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 岩の露出した斜面を登ると穏やかな松に囲まれた道となるが、やがて木製の見晴台に到着するが、北側の木々の切れ目から、男体山や女峰山が望まれる。

男体山や女峰山を遠望する
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 見晴台を過ぎると山頂に続く石の階段となり、御嶽神社や天満宮が祀られている山頂へ出る。

両崖山山頂
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 山頂は、足利城本丸跡の石垣が残り、御嶽神社と天満宮が祀られている。また、天然記念物のタブノキをはじめとした常緑樹におおわれている。

山頂の御嶽神社
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山頂直下の紅葉
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 山頂からさらに西へトレイルは延び、紫山を経由して天狗山へ行くことができる。

天狗山山頂
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 それにしても今日は空が澄み、遠くの山々を見ることができた1日であった。
 渡瀬遊水池ごしに望む富士山や、その前景としての秩父の山並み、雪をかぶった浅間山など枚挙にいとまがない。

富士山
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