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2010.12.29

不動岳

 上永野と秋山との境に位置する標高665メートルの不動岳を訪れた。
 これと言った特徴のある山ではないが、古くから永野と秋山を結ぶ山越えの路沿いの山として、多くの人々の生活の跡が残されている。

炭焼き窯の跡
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 今回は上永野側からの入山となるが、尾出山神社の前を左に折れ、少しすすんだ分岐を左へ塩沢沿いの林道を進む。さらに林道分岐を沢に沿って右へ、続いて左へ折れる。

塩沢沿いの林道分岐を沢に沿って右へ
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続いて巨岩のある左へ進む
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 巨大な岩の脇を沢沿いに進むと、また沢が分岐するが、ここに小さな石柱があり、「右秋山村 左山道」とはっきり読み取ることができる。村人の往来が盛んだったころのこの路はどのようなものであったか・・・・・

石柱
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 スギが植林された暗い山肌を、水量の乏しい沢沿いに登り、途中から左の尾根へと取り付く。
 明るい尾根をしばらく登ると、塩沢峠へと出る。

昼なお暗いスギの植林地を登る
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 塩沢峠では、頭の代わりに石が置かれたお地蔵様が出迎えてくれる。

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 塩沢峠からはひたすら稜線上を歩くことになるが、途中両側の切れ落ちたヤセ尾根があるので注意が必要。

ヤセ尾根
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 不動岳の山頂は狭く、眺望はない。ただ三等三角点と山名板があるのみである。

不動岳山頂
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 山に登っていて誰にも会わなかったのは、この山がはじめてか・・・・・

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