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February 2011

2011.02.26

栃木市星野 節分草

 栃木市星野地区、三峰山の東麓にある節分草の自生地で有名な四季の森星野で、春の訪れを告げる節分草が咲き出した。

節分草
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 まだ三分咲き程度で、見頃はこれからだろうが、白く小さな妖精があちこちで微笑んでいる。

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 節分草だけでなく、山の裾野には、福寿草やマンサク、ロウバイなども咲いており、彩りを添えている。

福寿草
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マンサク
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ロウバイ
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 また、近くの星野自然村ではザゼンソウも咲き出している。

ザゼンソウ
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2011.02.19

赤城山 長七郎山へ

 赤城山の黒檜山・駒ヶ岳、地蔵岳に続いて、火口湖の小沼を囲む長七郎山(標高1579メートル)を訪れた。

 登山口となる小沼北岸の駐車場から、富士山が見渡せる小沼平をへて、小地蔵岳、長七郎山と小沼を囲む稜線を歩き、最後に氷結した小沼を歩いて渡るというコース。

 小沼平からの赤城山最高峰の黒檜山を望む
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 小沼平から小地蔵岳までジグザグの登りが続くが、稜線上へでると一気に視界がひらけ、皇海山を眺めながら、雪庇のはりだした尾根歩きとなる。

 山頂まで雪庇が続く
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 長七郎山の頂上は意外に広く、西に浅間山や地蔵岳、南に関東平野を一望のもとに見渡すことができる。

 長七郎山山頂
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 長七郎山から小沼までの道は雪が深く、ワカンかスノーシューがあったほうが歩きやすい。

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 さて、小沼の氷結の状態が気にかかるが、思い切って氷上を歩いてみる。
 もし氷が割れたら・・・・・

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赤城山 地蔵岳

 秀麗な裾野を関東平野の北端に広げる赤城山は、火口湖の大沼を囲むように外輪山のピークが連なり、それぞれが比較的手軽に登れ、眺望にも優れている。
 今回訪れたのは、標高1674メートルの地蔵岳で、静かな雪山を愉しむことができる。

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 小沼入口の駐車場に車を停め、凍りついた道路を先へ進み、八丁峠から雪のトレイルへ浸透し、地蔵岳の山頂を目指す。

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 八丁峠から急な山肌を登ることになるが、高度を稼ぐにつれ、後ろを振り返ると小沼や長七郎山が眼下に見下ろせ、素晴らしい展望が開けてくる。

小沼と長七郎山
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 地蔵岳の頂上には、各TV局の電波塔が目立っているが、その電波塔直下の斜面を横切ると、名前の由来になっていると思われるお地蔵さまなどの石仏が祀られた山頂に到着する。

電波塔の建つ山頂
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山頂直下の緩斜面
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山頂からの黒檜山と大沼
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山頂の様子
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 黒檜山の奥には、尾瀬や上州武尊、谷川連峰などの銀嶺がならんでおり、眺望を心ゆくまで堪能することができる。

 

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2011.02.12

日光 雲竜渓谷の氷瀑

 女峰山の懐にその源を発する雲竜渓谷に、厳冬期の1月末から2月にかけて氷の神殿現れる。その神殿の入口は無数の氷柱に囲まれ、渓谷の最奥には、女峰山の急峻な岩肌に落差150メートルの雲竜瀑が白く凍りついている。

氷瀑と凍りついた雲竜瀑
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 今年の雲竜渓谷の氷瀑のできは、例年になく素晴らしいようだ。

 雲竜渓谷への出発地点は、日光東照宮の脇を流れる稲荷川に沿った林道を進んだ車止めのゲートから。ゲート前に車10台程度の駐車スペースがある。

 前日から降り続く雪に、あたりはモノクロの世界。サラサラのパウダーの積もった林道をひたすら歩き続ける。

やたら疲れる林道歩き
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 雪のため視界も利かず、まったく変化のない景色の中をラッセルしながらおよそ3時間、やっとのことで雲竜渓谷入口へ到着する。

 雲竜渓谷入口の広場でアイゼンを装着し、いざ渓谷の河原を歩き出す。細流を数度渡渉し、白一色の河原を上流目指して歩いて行くと両側が切り立った崖になっている場所へ出る。

 氷の神殿への入口20110212003

 両側から覆い被さるようにせりだした両側の崖は、よく見ると一面が氷柱の壁と化している。

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 狭まった崖を抜けると一気に視界が広がり、青白い氷柱によってつくられた氷の神殿が現れる。最奥には凍りついた雲竜瀑もみることができる。

氷瀑の連なり
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極太の氷柱
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 この氷の神殿の特徴は、氷柱の裏に入り込めること。ただし、岩肌からは巨大な氷柱が無数に生えており、落ちて砕け散った氷柱のかけらが散乱している。
 これにあたったら、いくらヘルメットをかぶっていても・・・・・。

氷柱の裏側へ
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頭上に生える氷柱
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 車止めゲートから雲竜瀑まで標高差約500メートル以上、距離にして往復11キロ以上、歩行だけで往復5時間、苦労した甲斐があって、これまで経験したことのない非日常の景観を愉しむことができた。この極寒のこの時期に、がんばってこの場所に来て本当に
よかった。

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2011.02.05

栃木百名山 笹目倉山

 黒川源流の地 小来川にそびえる標高800メートルの笹目倉山を訪れた。清流沿いの道路沿いの「清流園」が登山口となる。笹目倉山登山口と大きく標示されているのでわかりやすい。

 板荷地区からの笹目倉山(板荷富士とも呼ばれる)
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 登山口の清流園の駐車場(清流園はココ)に車を止め、笹目倉山への道標に従って急勾配の林道を登りつめると、かつての金鉱の採掘跡へと出る。

急勾配の林道歩き
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 金鉱口跡にある坑道に入ってみるが、知識がないので、どれが金鉱脈やら全くわからない。

 金鉱口跡
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 坑道
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 金鉱口跡をあとにし、林道から本格的な山道を九十九折りに登る。南面が開け、黒川をはさんで鳴蟲山方面の眺望が素晴らしい。

南側の眺望
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清流園からおよそ1時間程度で、三等三角点と銀色の社が祀られた頂上へ到着する。

笹目倉山山頂
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 頂上こそ眺望が利かないものの、途中の林道からの南面の眺めや金鉱口跡、それに春が待ち遠しくなる山野草が豊富にあり、飽きることのない山歩きが愉しめた。

新芽が待ち遠しい・・・
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