カタクリの花が見頃を迎える筑波山を訪れた。
地震で落石や亀裂の入った道路を抜け、裏筑波のキャンプ場から、カタクリの花咲くトレイルを、一気に女体山山頂目指して登るルートを選択。このルートは平素でも静かな山歩きが愉しめるルートであるが、今日は全く誰ともすれ違わない。(後で分かったことだが通行禁止だったようだ)
震災で落石のあった林道
出発地点の筑波高原キャンプ場は、一面のカタクリの花畑となっており、なかには少ないながらキクザキイチゲやニリンソウ、エンレイソウも咲いていた。
アズマイチゲ

ニリンソウ
エンレイソウ
頂上までのトレイルでは、山の下の方では見頃を迎えたカタクリも、頂上付近ではまだ蕾も目立ち、見頃はこれからか。
登り始めは青空が見えていたものの、途中からガスに包まれ、山頂付近では全く何も見えず、1時間程で双耳峰の一つ、主峰となる女体山(標高877メートル)頂上直下へ出る。
あいにく頂上からの展望は望めない。
女体山頂上に鎮座する筑波山神社本殿へお詣りしてすぐ下山した。
また明日、今度はユースホステル跡地から登るため、登山口の下見に筑波高原キャンプ場からユースホステル跡地への林道を走る。
キャンプ場からYH跡地までは歩いても20分程の距離だが、途中に女ノ川(めのかわ)なる細流が流れており、なんとサンショウウオや沢ガニが出迎えてくれた。
サンショウウオ
沢ガニ
この渓流には、これら以外に多数の水生昆虫が棲息しており、豊かな環境が保たれていいることがうかがえた。
ところで、ユースホステル跡地への道路は、震災のため立ち入り禁止となっていたが、自己責任で進んでいくと、道路に地割れが見られるなど、震災の爪痕がしっかりと刻まれていた。