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June 2011

2011.06.12

尾瀬 燧裏林道に咲く花々

 六月の尾瀬はどこをどう歩いても花に出会わぬことがない。
 尾瀬ヶ原や尾瀬沼に咲くミズバショウやリュウキンカが、この時期の尾瀬を代表する花なのだろうが、それら以外にも実に様々な花が鮮やかな彩りを見せてくれる。

◇トガクシショウマ
  日本固有種で、幻の高山植物といわれ、絶滅危惧種。
  淡紫色の花は、段吉新道の沢沿いで見ることができる。
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◇シラネアオイ

  1科1属1種で日本固有の貴重な植物。
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◇ツバメオモト
  雪の消えた林のふちに見られるユリ科の多年草。これも貴重な植物。
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◇サンカヨウ
  新緑の眩しいブナの林床に多く見られる、初夏を代表する花。
  燧裏林道に多く見られる。
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尾瀬 燧裏林道へ

 6月上旬の尾瀬はミズバショウの季節で、尾瀬沼や尾瀬ヶ原はミズバショウを愛でる多くのハイカーで賑わいを見せている。
 この時期、そんな喧騒に飽いた人にお勧めなのが、燧裏林道と段吉新道である。

燧裏林道 上田代
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 御池から燧ヶ岳の北側の山裾をまいて見晴へと続くこの林道は、幾つもの田代(湿原)、深いクロベの森や明るいブナの新緑、そして様々な春の花と我々を愉しませてくれる。

ミズバショウ
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リュウキンカ
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クロベ(巨木が目立つ)
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新緑眩しいブナの林
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 また、途中の三条の滝と平滑の滝も、1年で最も水量が豊かな時期で、見所の一つである。

三条ノ滝
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平滑ノ滝
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2011.06.05

花貫渓谷と土岳(つちだけ)

 茨城県高萩市の土岳(標高599メートル)は、花貫渓谷との組み合わせで「茨城の自然百選」にあげられている山で、山頂はなだらかな高原状になっており、見晴がよい。

花貫渓谷
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 登山道は、花貫渓谷小滝沢キャンプ場入口にある登山口から。

小滝沢キャンプ場登山20110605003

 登山道前半は、杉の植林地内を登る。20110605004

 次第に広葉樹林帯へと変化し、露出した岩が多くなる。

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 土岳山頂は、不思議なことに全面に芝生が生え、公園のようになっている。なんでも、以前は馬の放牧場だった名残のようだ。

土岳山頂
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 山頂の三階建ての展望台での眺望を楽しんだら、来た道を車まで戻るが、小滝沢キャンプ場を抜け、花貫川沿いにすすむと、吊り橋の「汐見橋」が渓流をまたいでいる。

汐見橋
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 汐見橋周辺が花貫渓谷の核心部で、大小の滝が連続するなど渓谷美を楽しむこともできる。

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