尾瀬 大清水から尾瀬沼・大江湿原へ
かつての尾瀬へのメインルート、大清水から三平峠を経て尾瀬沼へのコースを歩いて、ニッコウキスゲの咲く大江湿原を訪れた。
大清水から三平峠を越えて尾瀬沼に入るコースは、沼田街道と呼ばれる古くから街道で、昭和40年には車道化計画も持ち上がるるなど、尾瀬の自然保護運動の象徴的な場所でもある。
起点となる大清水に車を停め、林道を歩くこと1時間、一ノ瀬休憩所へ到着する。
一ノ瀬休憩所を過ぎ、片品川に架かる三平橋を渡ったところで、林道から樹林帯のトレイルへと入って行く。川沿いに、トリアシショウマが咲いていた。
樹林帯の登山道を1時間で三平峠に出る。
かつてのメインルートも、そのアプローチの長さからか敬遠されているようで、静かな山旅が愉しめる。
三平峠
一ノ瀬から三平峠までのトレイルでは、ショウキランに出会うことができた。
ショウキラン(「鍾馗蘭」と書く。なかなか出会えない)
三平峠から下ることおよそ15分、尾瀬沼湖畔の三平下から、眼前に尾瀬沼ごしの燧ヶ岳が見えると、尾瀬に着いたことが実感できる。
三平下から大江湿原までは、燧ヶ岳の眺望と、初夏の花々を愉しみながら尾瀬沼湖畔を歩いて行く。
長蔵小屋や尾瀬沼ビジターセンターを過ぎると、夏の尾瀬を代表するニッコウキスゲでうめつくされた大江湿原へ出る。例年だと7月20日前後が見頃のようだが、訪れるのが早かったのか、それとも花の数が少ないのか・・・・・。