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September 2011

2011.09.25

燕巣山(つばくろすやま)

 燕巣山(標高2222メートル)は、奥日光と奥鬼怒、そして尾瀬の間に位置する栃木と群馬の県境の山で、訪れる人も少ない静かな山である。

燕巣山
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 登山口は、群馬県丸沼温泉から。
 丸沼温泉の駐車場に車を停め、温泉の西側を流れる沢を渡渉し、対岸の登山道を四郎沢に沿って進む。

登山スタート地点
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 途中、なんども沢を右へ左へと渡渉することになるが、リボンや踏み跡をみうしなわないよう注意する。数ヶ所だが、標識もある。

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 沢は、ガレ場とナメを繰り返すが、水深は浅く、飛び石づたいに渡渉すれば、靴の中まで濡らすことはない。

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 丸沼温泉から1時間30分程で、四郎岳と燕巣山の鞍部である四郎峠へと出る。
 四郎峠からは、尾根を右へ進み、1891メートルのピークを越えると、山頂への急登(キツイ)となる。
 四郎峠から1時間30分程で、目的の燕巣山山頂と着く。

燕巣山山頂(広くない)
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 山頂からは、南側に白根山、北西側には木々の枝ごしに燧ヶ岳、笹藪をこいで東へちょっと行くと鬼怒沼や根名草山など、奥日光・奥鬼怒・尾瀬の山々の眺望を愉しむことができる。

山頂からの日光白根山
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奥鬼怒方面(鬼怒沼など)
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燧ヶ岳
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帰路は、2時間程で丸沼温泉へ戻ることができた。



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2011.09.24

鎌倉山(かまくらやま)

 那珂川が山裾をぬって流れる鎌倉山(標高216メートル)を訪れた。

鎌倉山から見る那珂川(台風15号の影響で、まだ川の水は白濁している)
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 大瀬登山口(駐車スペースは路肩に数台)からいきなりの急登となるが、途中の展望所からは、眼下に広がる田園風景の中を蛇行する那珂川が一望できる。

展望所からの眺望
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 展望所を過ぎると、学問の神様菅原道真公が祀られている菅原神社がある。

菅原神社
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 菅原神社を過ぎるとあずまやの建つ山頂に到着する。
 山名板があるので山頂と気づくことができるが、三角点は設置されていない。

山頂(216メートル地点)

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 那珂川に架かる大瀬橋の下では、先日の台風15号により破損した観光やなを修復していた。

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高館山(たかだてやま)

 栃木県益子町の南東に位置し、周辺が益子県立自然公園として整備されている高館山(標高302メートル)を訪れた。
 高館山は、山頂付近には鎌倉時代に築城されたといわれる西明寺城(高館城)の城跡があり、また、南西側の山腹には、737年草創といわれる古刹・西明寺がある。

 スタートは、高館山北麓の「フォレスト益子」から。

フォレスト益子の駐車場へ車を停める
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 トリムコースが設置された、よく整備された林の中を、「西明寺」に向かって登って行く。

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 途中には、巨大な展望塔があるので是非立ち寄りたい。
 展望塔の最上階からは、360度の大展望が楽しめる。

展望塔
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展望塔から眺める芳賀富士
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 展望塔から少し戻り、西明寺の標識に従ってしばらく登ると、車道の上に架かる吊り橋「窯眺橋」を渡る。

窯眺橋
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 アカマツやコナラなどの林を進み、急な階段を上ると城跡だった広場へ出る。
 山頂はわかりずらいが、小高い丘になっており、三等三角点と山名板が設置されている。残念ながら山頂からの眺望はないが、周囲には土塁や堀の跡とおもわれる地形が残っている。

高館山山頂
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 山頂を跡に、西明寺を目指すが、西明寺へは車道を横ぎって山道を下っていく。

 西明寺は、737年行基により草創されたといわれる古刹で、境内には、栃木県の天然記念物に指定されている椎や楠、樹齢750年といわれるこうやまきなどの巨木が林立している。

 西明寺楼門
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 また、「笑い閻魔」と呼ばれる閻魔大王像もあり、飽くことがない。

笑い閻魔
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 帰路は、往路を戻ることになる。

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2011.09.11

4年ぶりの小田代湖

 先週末、日本列島を襲った台風12号は、各地で甚大な被害をもたらしたが、その並外れた降雨のため、奥日光の小田代ヶ原が湖化し、いわゆる「小田代湖」が出現した。

小田代湖(2011年9月11日の様子)
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 小田代湖ができるのは、2007年9月7日の台風9号以来、実に4年ぶりとなる。

 水量も多く、1ヶ月ぐらいは、湖化した小田代ヶ原を見ることができるのではないか。

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2011.09.10

筑波山のガマと珍しいキノコ

 まずは、筑波山で見つけた珍しいキノコ・・・

サンコタケ ↓ (9月10日撮影)
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 カニのはさみのような3本の橙黄色の腕が、アーチ形となり頂部で互いに接合している。
 黒褐色の粘液は、悪臭を放つ。

ガヤドリナガミツブタケ ↓ (9月10日撮影)
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 ガの成虫に寄生する冬虫夏草。7月から9月にかけて発生するらしい。

 続いて、筑波山名物「四六のガマの油売り」のガマことアズマヒキガエル。
 筑波山中いたるところで見かけることはできるが、正直会いたくはない。
 次の写真のガマは、湿った木のうろに身を隠し、ことらをにらんでいた。

アズマヒキガエル ↓ (7月9日撮影)
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2011.09.04

筑波山 -9月4日-

 台風12号の風雨がおさまった9月4日、筑波山を訪れた。

 登山道は雨水にえぐられ、大小の枝が散乱していたものの、登山にはほとんど影響がなかった。

 女体山から男体山を見ると、御幸ヶ原を雲が通り過ぎていく様子がはっきりとわかっておもしろい。

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 登山道では、ツルニンジンの花を見ることができた。

ツルニンジン
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 今日の一番の収穫はサルナシの実
 野生の木の実もいろいろあるが、キウィフルーツの仲間の、このサルナシの実が一番おいしいのではないか。サルやクマも大好物らしい。

サルナシ
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 つい先日まで、あちこちで見られてコバギボウシは、種子をつけていた。

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