鷲子山(とりのこさん)
栃木県と茨城県の県境に位置し、山頂には「鷲子山上神社」があり、古くから信仰の山として賑わいを見せた名山で、周辺は杉などの古木が生い茂るなど、貴重な自然の残されている栃木百名山の鷲子山(標高468メートル)を訪れた。
山頂(鷲子山上神社)へは、栃木県側と茨城県側から行くことができるが、歩いて登るには、栃木県那珂川町矢又地区から、旧参道を登ることになる。
国道293号線沿いの入口(場所はココ )には、おおきな案内板が掲げられており、「鷲子山上神社出口」とある。そこを折れて細い道を山上に向かって進むと、道路の分岐に目立つ案内板が立つ場所へ出る。そこが登山道入口になる。
登山口入口(ここを左へ進む):場所はココ
案内板のある道路分岐に駐車スペースが3台程度あるので、そこに車を停め、案内板に示された鷲子山上神社への道ではなく、左手の道を上っていく。
すぐに石造りの橋(太鼓橋)があるので、そこから右に折れ、舗装されていない荒れた山道の旧参道をジグザグに登っていく。
途中には、道程を示す「丁石」が置かれており、ちょうど十二丁目が神社になっていた。
およそ40分程の登りで舗装された新参道へ合流するが、新参道(車道)を歩いて行くとすぐに鷲子山上神社へ到着する。
鷲子山上神社は、807年創建の古社で、神社の境内の真ん中が県境となり、茨城県と栃木県でちょうど二分されている珍しい神社である。
石段を登り切ると、山頂に鷲子山上神社の本殿が鎮座しており、その社殿の東には、樹齢千年と言われる杉の巨木が立っている。
鷲子山上神社本殿
それにしても、境内には石造りのフクロウが多数祀られている。
フクロウは「福ろう」や「不苦労」に通じ、縁起が良いとして祀られているらしい。
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