尾瀬 笠ヶ岳(かさがたけ)
群馬県側の尾瀬の入口である鳩待峠から尾瀬を訪れる多くは、至仏山や尾瀬ヶ原を目指すため、尾瀬のメインルートから外れた笠ヶ岳(標高2058メートル)を訪れる人は少なく、遮るもののない山頂からの眺めを静かに楽しむことができる。
鳩待峠から至仏山を目指して1時間30分程登って行くと、オヤマ沢田代を過ぎたところで、笠ヶ岳分岐に出るので、至仏山へのルートからはずれ、笠ヶ岳を目指す。
オヤマ沢田代
笠ヶ岳の登山道を入ってしばらく進むと、悪沢岳の標識を過ぎ、緩やかな下りとなる。
前方に小笠ヶ岳と笠ヶ岳が見える。
小笠ヶ岳と笠ヶ岳
小笠ヶ岳山頂を巻くように進むと、目の前にひときわ大きな笠ヶ岳が現れる。
さらに進み、笠ヶ岳の山腹を南面へ回り込むと、山頂への登り口がある。
笠ヶ岳直下の山頂への登り
山頂からは、遮るもののない大展望が開け、至仏山や燧ヶ岳、武尊山、日光白根山、皇海山などの名山を見ることができる。
山頂からの展望を存分に楽しんだら往路を戻ることになるが、帰路は至仏山や燧ヶ岳を目にしながらの下山となる。
笠ヶ岳からの尾根道(左に小笠ヶ岳・右に悪沢岳・中央ガスの向こうが至仏山)
左から至仏・小至仏・悪沢岳
尾瀬の山上はすっかり晩秋の雰囲気で、ほとんどの木が葉を落としている。
鳩待峠からオヤマ沢田代まで1時間30分程、そこから笠ヶ岳まで1時間30分程度で片道3時間、往復6時間、距離にすると往復で12キロ程の山歩きである。
登山口となる鳩待峠
今、紅葉の見頃は鳩待峠から津奈木橋、そいて笠科川沿いへと移っている。
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