阿武隈山地最高峰 大滝根山
日本三百名山のひとつで、阿武隈山地の最高峰である標高1192メートルの大滝根山(おおたきねやま)を訪れた。
大正時代までは女人禁制の霊山で、登山道のあちこちにその名残を見ることができるが,現在は、その山頂は航空自衛隊のレーダーサイトがあり、山頂を示す一等三角点も基地のフェンス内にあるため近づくことはできない。
登山口は、すでに廃業となっているあぶくま高原ホテル跡から。
あぶくま高原ホテル跡地
ホテル跡の空き地に車を停め、チャペルの横の林道を東へ進むと,大越登山口の入口となる。登山口をはじめ、要所には真新しい案内板が立てられている。
鬼五郎渓谷沿いの登山道を進むと、お地蔵様が2体並んでいる「賽の河原」で、登山道が分岐する。
右へ進むと、山頂直下まで急登の、日山権現を経由しての山頂へ向かうコースとなり、左へ進むと、鬼五郎渓谷を登りつめて山頂へ向かうコースとなる。どちらを選んでも、急登することに変わりはなく、石や根につかまりながらの登りとなる。
登山口から、およそ1時間30分程度で、山頂へ到着するが、残念ながら眺望は利かない。ただ、レーダーサイトの横に、坂上田村麻呂の創建によるという「峯霊神社」が建っている。
鳥居をくぐると、境内には石造りの小さな祠が祀られており、その祠の中には剣が奉られていた。
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