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January 2012

2012.01.14

冬の蓼科山(たてしなやま)

 八ヶ岳の一番北の端に位置し、その円錐形の山容が一際目をひく日本百名山、標高2530メートルの蓼科山(たてしなやま)を訪れた。

南側ピラタスの丘付近からの蓼科山
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 登山口は、スズラン峠に建つ女神茶屋(冬期休業)の向かい側にある蓼科山登山口。
 車20台程度が駐められる駐車場も登山口のすぐ近くにある。

登山口近くの駐車場
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 登山口からトレースのしっかりついたカバ類の点在する雪原をしばらく進み、ジグザグの急坂を登り切ると広大なカラマツ林の平坦地へ出る。

雪と氷をまとったカラマツ林
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 再び急登すると、八ヶ岳の全容が一望できる好展望地へ出る。ちょうど標高2150メートルで蓼科山の肩にあたる。

標高2150メートル付近からの八ヶ岳方面の眺望
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 針葉樹林帯を抜けると、山頂へ向かって一直線の急登となる。

縞枯現象で枯れた樹林帯を登る
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 シラビソ林や縞枯現象で枯れた林を抜けると森林限界となり、とたんに強風が吹き抜け前へ進むことも難しい。

樹林帯を抜けると森林限界となる
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 森林限界を超え、大きな岩が累々と積み重なった岩石帯を登り、山頂の一角に建つ蓼科山頂ヒュッテ(冬期休業)を目指す。

山頂の一端に建つ蓼科山頂ヒュッテ
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 蓼科山の頂上は広大な火口跡で、大きな石がゴロゴロと転がっており、山頂を示す標識と三角点、そして中央には鳥居と小さな石の祠が祀られている。

蓼科山山頂
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山頂中央の蓼科神社と鳥居
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ビーナスラインからの南八ヶ岳の山々
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2012.01.09

安達太良山へ再チャレンジ

 昨日、悪天候のため登頂できなかた安達太良山を再び訪れた。
 今日は、当初の計画通り、ゴンドラを利用し安達太良山山頂を目指し、牛ノ背から峰ノ辻、勢至平を経て下山する周回コースを巡る。

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 ゴンドラ山頂駅から、ハイマツのように低木化した五葉松が群生する五葉松平を抜け、仙女平分岐を目指す。仙女平分岐からは安達太良山の山容が一望できる。

■仙女平分岐
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 仙女平分岐から深い雪の中を、山頂へ向かって登りつめる。

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 安達太良山は円錐峰をしており、俗に「乳首山」と呼ばれている。

■安達太良山
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 山頂となる岩峰上からは360度の大展望が満喫できる。

■安達太良山の山頂
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 山頂での眺望を楽しんだ後は、矢筈森・鉄山方面を目指して、厳寒の尾根を歩く。

■牛ノ背を目指しての尾根歩き
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 安達太良山本峰と矢筈森や鉄山を結ぶ尾根上は、強風と厳しい寒さによって作られる芸術作品の展覧会さながらに、様々な形をした氷や雪のオブジェが並んでいる。

■安達太良山冬の美術館
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 矢筈森の手前の牛ノ背からは、その西側に噴火口であった沼ノ平の荒涼とした姿を見ることができる。

■沼ノ平
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 牛ノ背からは、峰ノ辻、勢至平を経由してスキー場へ戻る。

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2012.01.08

安達太良山

 高村光太郎の詩「あどけない話」の一節「智恵子は東京に空が無いといふ・・・阿多多羅山の山の上に毎日でてゐる青い空が智恵子のほんとの空だといふ」で有名な安達太良山を訪れた。

■登山口となるあだたら高原スキー場
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 あだたら高原スキー場の駐車場に車を駐め、当初は、ゴンドラを利用して山頂駅から安達太良山山頂を目指し、くろがね小屋経由で下山する「周回コース」をとる予定だったが、強風のためゴンドラは動かず、スキー場横から登山道に入り、烏川を横切り、勢至平からくろがね小屋を目指すコースに急遽変更した。

 スキー場の北側を抜け、烏川橋を渡り、林の中の急坂を登ると、なだらかな勢至平へ出る。

■勢至平手前の急登
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■勢至平
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 勢至平を過ぎるころから一段と風が強くなり、雪も舞って、安達太良山は雲にかくれて全く見えなくなった。

■冬山の天気は急変する・・・・・20120108005_3

 およそ2時間の登りで、鉄山のふもとにあるくろがね小屋へ到着したが、吹雪のため視界は極めて悪く、小屋で休憩した後引き返すことにした。

■くろがね小屋20120108006

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 くろがね小屋は、岳温泉の源泉に建ち、冬の間も営業しており、立ち寄り湯もやっている。

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2012.01.03

2012年初詣-日光外山・二荒山-

 2012年の無事を祈願しに、恒例の日光外山毘沙門天と奥日光二荒山中宮祠へ初詣に出かけた。

 まずは日光外山の毘沙門天から・・・・・

外山(標高880メートル)

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 栃木百名山でもある880メートルの外山の山頂に毘沙門天が祀られており、1年でたった1日、この1月3日のみ縁日が開かれ、一般に公開される。
 その毘沙門天への参拝は、軽い山登りとなる。

参道入口
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 九十九折りの急登が、毘沙門天の祀られている毘沙門堂まで続く。
 古くからの丁石もいくつか残っているようだ。

丁石
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 頂上直下に建っている毘沙門堂。
 中に毘沙門天が祀られている。

毘沙門堂
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 毘沙門堂の裏手に山頂があり、いくつもの石仏が祀られている。
 山頂からは女峰山が一望できる。

外山山頂からの女峰山
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 例年なら女峰山はすっかり雪化粧をし、真っ白な山肌を見せてくれていたはずだが、今年は雪が少ないのだろか、外山へ登る登山道にも全く雪は見られなかった。

 外山参拝を終え、続いて向かうのが二荒山中宮祠。
 日光市内をあとにし、いろは坂を越え、中禅寺湖畔の中宮祠へ向かうが、さすがに山の上にはしっかりと雪が残っていた。

二荒山中宮祠
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 今年は良い年になりますように・・・。

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