北八ヶ岳 北横岳と縞枯山
冬の北八ヶ岳、その北八ヶ岳のなかでも北部に位置する北横岳(標高2480メートル)と縞枯山(標高2403メートル)を訪れた。
始発(8:50分発)のピタラス蓼科ロープウェイに乗り、右に派手な南八ヶ岳の、左に独立峰の蓼科山の絶景を望みながら、およそ10分程で、標高2237メートルの山頂駅へ到着する。
ロープウェイ乗り場は多くの登山者とスキーヤーで賑わっていた。
山頂駅を出ると、一面に白銀の台地がひろがり、左手にこれから目指す北横岳が、右手に縞枯山がまぶしく輝いている。
まずは北横岳を目指し、雪に覆われた台地(「坪庭」)を横断し、小さな沢を越え、シラビソなどの針葉樹林の登りにかかる。
三ッ岳への分岐を左折すると、通年で営業している北横岳ヒュッテに出るので、小休止にちょうどよい。ここから噴煙をあげる浅間山を見ることができる。
ヒュッテから急登すると、樹林帯を抜け、北横岳の山頂に着く。
山頂からの眺めは素晴らしく、特に南方にひろがる北八ヶ岳や南アルプス、御嶽山の大パノラマが絶景である。
北横岳にはピークが2つあり、さらに北側の北峰からは蓼科山や浅間山の眺めが素晴らしい。
北横岳山頂での大パノラマを楽しんだら、一度「坪庭」へもどり、縞枯山を目指す。
坪庭へ降りたら、山頂駅へは向かわずに、分岐を雨池峠方面へ南下すると、三角屋根の縞枯山荘へ出る。
山荘から雨池峠を右に進み、心臓破りの急登を40分程登り切ると縞枯山の山頂へ出るが、ここは強風雪によるエビノシッポができた針葉樹林の枯れ木帯となっており、独特の景観をつくりだしている。
稜線上の枯れ木帯をさらに10分程すすむと、大岩のある展望台へ着く。
展望台からは、北に今進んできた縞枯山の稜線が、南に茶臼山や南八ヶ岳の山並みがひろがり、また、南アルプスや中央アルプス、北アルプスの大パノラマを楽しむことができる絶好の場所である。
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