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2012.06.10

弥太郎山(やたろうやま)

 塩原温泉の北に聳える弥太郎山(標高1392メートル)を訪れた。

 塩原温泉の奥、木の葉化石園の脇をとおり、山の斜面に刻まれた塩那道路を登っていくと、駐車場の整備された土平へ出る。ここが登山口となる。
 塩那道路はここから先は通行止めで進入することはできない。また、塩原からこの土平までの区間も通行できるのは朝8時から午後6時までであり、注意が必要。

新緑の眩しいカラマツ林の中を弥太郎山目指して登る
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 さて、土平の駐車場(10台程度駐車可)に車を停め、駐車場の奥にある登山口(わかりずらい)から登山を開始する。

土平駐車場
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登山口(駐車場の奥から入山する)
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 弥太郎山への登山路は、東電の送電線鉄塔の巡視路になっている。そのよく整備された、カラマツの新緑が眩しい登山路を九十九折りに登ると、9号鉄塔と8号鉄塔の分岐に出る。
 どちらへ入ってもやがて道は合流するが、高原山の展望の愉しめる9号鉄塔を目指す。

9号鉄塔からの高原山
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 9号鉄塔から8号鉄塔を目指して進む。
 8号鉄塔も好展望地であり、晴れていればこの間登って日留賀岳や高原山、そしてこれからむかう弥太郎山を間近に見ることができる。

 登山道には、ユキザサやマイズルソウが白い花をつけていた。

ユキザサ
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マイヅルソウ
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 また、林床のあちこちに、ギンリュウソウがその不気味な顔をだしていた。

ギンリュウソウ
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 8号鉄塔から登山道へもどり、弥太郎山を目指す。
 弥太郎山の山頂は、7号鉄塔の手前の藪から左へ入る。道標等はないが、赤テープと踏み跡でそれと分かる。

 山頂直下には大きなブナの木があり、弥太郎ブナと呼ぶべき巨木で、山の主のような存在である。

ブナの巨木
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 ブナの脇を過ぎるとまもなく三等三角点の置かれた山頂へ出る。
 残念ながら山頂からの眺望は得られない。

弥太郎山の山頂
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 それにしても、雲の間から薄陽がさすと、山全体がジィー・・・という春ゼミの鳴き声に包まれる。登山路脇の木々には、春ゼミの抜け殻が・・・・・。

春ゼミの抜け殻・・・
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