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2012.11.24

奥久慈 湯沢源流から篭岩山へ

 晩秋の奥久慈・篭岩山(標高501メートル)へ、清らかな水の流れる湯沢を遡行し、湯沢源流から山頂を目指した。

篭岩山
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錦秋の奥久慈
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 まずは国道118号から、山方宿のトンネル手前の岩井橋を東へ折れ、三汰の湯方面へ。
 三汰の湯を右にやり過ごし、そのまま直進、酒屋のところを右に折れ、諸沢の集落内を進むと、道路は上山の集落で行き止まりとなり、そこが篭岩への駐車場となっている。

篭岩のすぐ上にある駐車場
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 篭岩展望台からの眺望、先週より山々の彩りが鮮やかになっているようだ。

篭岩展望台からの眺望(左の岩山と右の岩山の間を遡行する)
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 篭岩展望台から篭岩へ、祀られている石仏に山行の安全をお祈りし、湯沢まで一気に下降するが、この下降が非常につらく、ロープやクサリを支えにしての急下降となる。

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 湯沢に降りたら、源流を目指し沢を遡行する。所々に消えかかったペンキのマークがあるものの、ルートを見失わないように歩くのが難しい。

湯沢を遡行する
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 沢をしばらく上ると、「抱返しの滝」と呼ばれる大きな滝へ出る。

抱返しの滝
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 抱返しの滝の左手の岩壁を、グニャと曲がった鉄のハシゴを頼りに巻いていく。

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 滝の上までくると、ちょうど正面に篭岩を望むことができる。

出発地点の篭岩(スチールのハシゴが見える)
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 滝の上へ出ると、後は上流を目指して沢を遡行する。

歩きやすい場所もあれば・・・20121124006

 難しい場所も・・・
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 途中で、「釜沢越」への分岐が出るが、迷わず沢を詰める。

釜沢越の分岐
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 沢を詰めて行くと、右手に林業のためのものだろうか小屋が出現する。
 さらに沢を上っていくと、また分岐となるが、目立たないがとてもわかりやすい道標に従い、右手の沢を詰める。

篭岩山への分岐(篭岩山方面へ沢を渡り右手へ進む)
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 沢を詰めると尾根筋へ出るので、尾根を右へ、尾根をはずさぬようにしながら、笹藪の中を登って行く。

尾根の藪こぎ
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 篭岩山頂上へ到着。北方面に男体山の岩山が姿を見せている。

篭岩山の山頂
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 篭岩山の山頂は、北側がわずかにひらけているのみで、あまり眺望は良くない。
 南へ少し進むと「西展望台」と呼ばれる好展望地(岩尾根)へ出る。

 南と西の眺望に優れ、このコースで唯一、腰を下ろして休憩しようという気持ちになれる場所だ。

西展望台からの眺望(これから向かう南側の眺め)
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 西展望台から、ロープやクサリ頼りの「激下り」となる。

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 「激下り」の後は、「激登り?」
 ほとんど垂直の岩壁を木の根やロープを頼りに登っていく。

垂直の岩壁
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 垂直の岩壁をなんとか登りきると、後は篭岩の駐車場まで、紅葉を楽しみながらのゆるやかな尾根歩きとなる。

錦秋の尾根歩き
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篭岩(9:30)→湯沢(10:00)→抱返しの滝(10:30)→篭岩山(11:50)
→篭岩(12:50)でした。

 

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