奥久慈 湯沢源流から篭岩山へ
晩秋の奥久慈・篭岩山(標高501メートル)へ、清らかな水の流れる湯沢を遡行し、湯沢源流から山頂を目指した。
まずは国道118号から、山方宿のトンネル手前の岩井橋を東へ折れ、三汰の湯方面へ。
三汰の湯を右にやり過ごし、そのまま直進、酒屋のところを右に折れ、諸沢の集落内を進むと、道路は上山の集落で行き止まりとなり、そこが篭岩への駐車場となっている。
篭岩展望台からの眺望、先週より山々の彩りが鮮やかになっているようだ。
篭岩展望台から篭岩へ、祀られている石仏に山行の安全をお祈りし、湯沢まで一気に下降するが、この下降が非常につらく、ロープやクサリを支えにしての急下降となる。
湯沢に降りたら、源流を目指し沢を遡行する。所々に消えかかったペンキのマークがあるものの、ルートを見失わないように歩くのが難しい。
沢をしばらく上ると、「抱返しの滝」と呼ばれる大きな滝へ出る。
抱返しの滝の左手の岩壁を、グニャと曲がった鉄のハシゴを頼りに巻いていく。
滝の上までくると、ちょうど正面に篭岩を望むことができる。
出発地点の篭岩(スチールのハシゴが見える)
滝の上へ出ると、後は上流を目指して沢を遡行する。
歩きやすい場所もあれば・・・
途中で、「釜沢越」への分岐が出るが、迷わず沢を詰める。
沢を詰めて行くと、右手に林業のためのものだろうか小屋が出現する。
さらに沢を上っていくと、また分岐となるが、目立たないがとてもわかりやすい道標に従い、右手の沢を詰める。
沢を詰めると尾根筋へ出るので、尾根を右へ、尾根をはずさぬようにしながら、笹藪の中を登って行く。
篭岩山頂上へ到着。北方面に男体山の岩山が姿を見せている。
篭岩山の山頂は、北側がわずかにひらけているのみで、あまり眺望は良くない。
南へ少し進むと「西展望台」と呼ばれる好展望地(岩尾根)へ出る。
南と西の眺望に優れ、このコースで唯一、腰を下ろして休憩しようという気持ちになれる場所だ。
西展望台から、ロープやクサリ頼りの「激下り」となる。
「激下り」の後は、「激登り?」
ほとんど垂直の岩壁を木の根やロープを頼りに登っていく。
垂直の岩壁
垂直の岩壁をなんとか登りきると、後は篭岩の駐車場まで、紅葉を楽しみながらのゆるやかな尾根歩きとなる。
篭岩(9:30)→湯沢(10:00)→抱返しの滝(10:30)→篭岩山(11:50)
→篭岩(12:50)でした。
「トレッキング・登山」カテゴリの記事
- 富士山が見えるとなぜかうれしくなる~雨巻山~(2025.01.13)
- 吾国山から難台山・愛宕山 再訪(2025.01.11)
- 吾国山から難台山、愛宕山への縦走(2025.01.04)
- 元日登山 雨巻山から高峯、仏頂山縦走 (2025.01.01)
- 久方ぶりの 雨巻山(2024.12.29)
「茨城の山」カテゴリの記事
- 吾国山から難台山・愛宕山 再訪(2025.01.11)
- 吾国山から難台山、愛宕山への縦走(2025.01.04)
- 難台山へ ~令和6年登り納め~(2024.12.30)
- 八溝山へ(2024.11.24)
- 奥久慈トレイル ~明山へ~(2024.05.04)