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2012.12.30

冬の北八ヶ岳(高見石)へ

 霧氷きらめく針葉樹の原生林と、高見石や天狗岳山頂からの眺望、個性的な山小屋、そして山麓の秘湯を楽しみに北八ヶ岳を訪れたが、折りしも低気圧が日本列島を北西に横断し、強い寒気が入り込む西高東低の冬型の気圧配置で、雪と風の厳しい歓迎を受けた山の旅であった。

 登山口は、渋ノ湯から。武田信玄公秘蔵の霊湯「渋御殿湯」が通年で営業しており、そこに前夜泊しての出発となる。

さっそくカモシカの出迎えを受ける
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 登山補導所で、登山コースや行程、アイゼン等装備を確認され、風の影響を受けないシラビソやコメツガの静かな針葉樹の森の中を、渋川沿いに高見石を目指す。

静かな針葉樹林帯を登る
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北八ヶ岳の代名詞のコケ
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イルカの顔のような岩
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 およそ1時間30分ぐらい登っただろうか、突然前方の視界が開け、岩石が累々とした賽ノ河原へ出る。とたんに強い風と雪の洗礼を受ける。

賽ノ河原
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賽ノ河原に立つ地蔵尊
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 強い風と雪に苦しめられながら賽ノ河原を抜け、再び針葉樹の原生林に包まれる。
 雪がすべての音を吸収したかのような静かな森の中のたどると、通年営業している高見石小屋に出る。

針葉樹の原生林
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 高見石小屋で暖かい飲み物を頼み、しばし休憩。

高見石小屋
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 高見石小屋からは、小屋のすぐ裏手にある高見石へ。

高見石
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 風と雪にぼろぼろになり、ほうほうの体で下山
 渋御殿湯の霊湯で、冷え切った体を温めた。

渋御殿湯
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