榛名山
上毛(群馬県)三山の一峰である榛名山を訪れた。
榛名山は、利根川を挟んで東の赤城山と対峙する名峰で、中心に火口丘の榛名富士や火口が湖となった榛名湖、そしてそれらを最高峰の掃部ヶ岳や烏帽子岳、相馬山などの外輪山が囲んでいる。
今回は、榛名山の最高峰で標高1449メートルの掃部ヶ岳と、榛名山中央の火口丘である榛名富士の二峰を登った。
まずは榛名湖西岸にある榛名最高峰の掃部ヶ岳(がもんがたけ)。
登山口は、国民宿舎榛名吾妻荘のすぐ脇にあり、手前の町営駐車場に車を停めることができる。ただ、冬期はトイレが使用禁止となっているので注意が必要だ。
登山口から15分程登ると鞍部に出る。左が掃部ヶ岳方向だが、ここは右へ進み硯岩(すずりいわ)に立ち寄り、榛名山の眺望を楽しむ。
硯岩分岐から、登山道には雪が目立つようになり、登るにつれて凍りついた雪に歩行が妨げられる。
硯岩分岐の鞍部から、凍りついた登山道に手こずりながら、カラマツ中心の尾根をおよそ40分程で山頂に出る。
途中、山頂直下の露岩から榛名の山々や、富士山を見ることができた。
山頂は、それほど広くはないが、腰をおろすにちょうど良い露岩があり、そこから妙義山や浅間山、八ヶ岳などを望むことができた。
山頂からの眺望を楽しんだら、10本爪アイゼンを履き、一気に下山し、次の目的地である、榛名富士(標高1391メートル)を目指す。
榛名富士の登山口は、ビジターセンター脇にあり、ビジターセンターの駐車場を利用できる。
その名の通り富士山のような円錐形の山肌を、ジグザグに登って行く。
登山道は南斜面なので雪は全く残っていない。
ときおり振り返ると、木々の間から榛名湖と、さっき登った掃部ヶ岳が見える。
およそ1時間程で富士山神社が祀られた山頂へ到着する。
山頂からは、外輪山の二ッ岳と相馬山越しに赤城山や、上州武尊山などを見渡せる。
榛名富士からの下りは、往路を下ってもよいが、ロープウェイを利用するのも一興である。
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