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2013.06.02

残雪の燧ヶ岳

 今なお雪深い燧ヶ岳、山麓の御池ではブナの新緑が眩しいくらいだが、いったん登山道に入ると山頂までほとんどが雪・・・赤テープやトレースをさがしながらの楽しい登山となった。

熊沢田代からの燧ヶ岳
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 登山口となる御池へ着いたのが午前12:30分ごろ。
 車中泊し、4時間30分後に起床し、5:45分に出発・・・。

 歩き始めてすぐにコミヤマカタバミやエンレイソウ、水芭蕉の出迎えを受ける。

コミヤマカタバミ
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エンレイソウ
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水芭蕉
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 陽当たりの良い巨石の上にはウスバサイシンが咲いていた。

ウスバサイシン
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 尾瀬の花々に気を良くしながら、樹林帯の中の雪の急斜面を1時間程急登すると,一気に視界が開け、湿原に点在する池塘が美しい広沢田代へ出る。

広沢田代
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広沢田代は小さな池塘が連続している。
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広沢田代では雪どけがすすんでおり、ワタスゲも見られた。

ワタスゲ
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 広沢田代を抜けると、再び雪の急斜面となる。

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 およそ1時間ほどで、熊沢田代へ出る。
 ここでやっと燧ヶ岳を仰ぎ見ることができる。
 また,木道の横には水芭蕉も咲いていた。

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 熊沢田代からは、山頂へ向けて、さらに急になった雪の斜面を横断、直登する。
 もしスリップして滑落したら・・・なんてことを思うと腰がひけてくる。

 今来た道を振り返ると、熊沢田代、そして奥に会津駒ヶ岳が見える。

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 およそ3時間15分で燧ヶ岳山頂(俎嵓:標高2346メートル)へ到着。
 もう一つのピークの柴安嵓の急斜面で悪戦苦闘している登山者の姿がよく見える。

柴安嵓
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 俎嵓(まないたぐら)の山頂からは、尾瀬沼が見渡せる。
 また、柴安嵓の左手には、尾瀬ヶ原と至仏山も見える。

俎嵓からの尾瀬沼
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俎嵓からの柴安嵓、そして尾瀬ヶ原と至仏山
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 山頂にはミヤマキンバイが咲いていた。

ミヤマキンバイ
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 山頂でゆっくり休んだ後は、一気に雪の上を駆け下りるのみ。

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 御池へ戻る手前で、燧裏林道をちょっと進むと、水芭蕉といっしょにリュウキンカが咲いていた。

リュウキンカ
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