ハクサンコザクラ咲く会津駒ヶ岳
雪どけもだいぶ進み、ハクサンコザクラが咲き出した会津駒ヶ岳を訪れた。
前夜12時、檜枝岐の町営グランド駐車場にて車中泊、まだ薄暗い早朝4時に林道終点の滝沢登山口へ。
すでに登山口直下の駐車場は一杯だったが、一台分の空きスペースを見つけ、車を停めることができた。
4時30分、登山口の木製の階段を一歩一歩踏みしめながら山にとりつく。
いきなりの急登に息が上がるが,ミズナラ林から、立派なブナ林へと周囲の木々の変化を楽しみながら、およそ1時間20分で、水場へ到着する。
水場からは、ブナとともにダケカンバ林がオオシラビソ林に変わり、林床には可憐な山の花が見られるようになる。
オオシラビソの樹林帯を抜けると、花々の咲く湿原と池塘が現れ、一気に視界が広がり、様々な高山植物と共に、会津駒ヶ岳の山頂が姿を見せる。
天空まで届いているかのような木道の先には、駒の小屋が見える。
小屋直下の湿原には、ちらほらとチングルマやショウジョウバカマ、イワイチョウ、コバイケイソウ、そしてハクサンコザクラが咲いている。
ショウジョウバカマ
登山口からおよそ3時間、7時30分に駒ノ小屋へ到着。
小屋の前では、小屋番さんが冷たい飲み物をすすめてくれる。
駒ノ小屋から山頂までは、およそ30分
一等三角点のある山頂からの眺望は360度の眺めで、尾瀬や越後、日光の山々を間近に望むことができる。
山頂からの眺望を楽しんだ後は、さらに中門岳を目指す。
駒ノ小屋から山頂を経て中門岳を往復するには2時間程かかる。
中門岳への稜線上は、湿原と池塘が連続して続き、ショウジョウバカマやチングルマ、ハクサンコザクラが咲いている。
特に、ハクサンコザクラが中門ノ池周辺で群生していた。
中門岳から駒ノ小屋へと戻り、小休止をした後、登ってきた登山道を、滝沢登山口目指して下山する。
下山にはおよそ2時間かかった。