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November 2013

2013.11.24

奥久慈 篭岩から明山へ

 深まる秋を追いかけて,奥久慈の篭岩から明山を目指した。
 早朝の冷気はすでに冬のようだが、山肌の木々は陽光に照らされて赤や黄に輝いていた。

錦秋のトレイル
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明山(みょうやま:標高457メートル)
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 篭岩から三葉峠を経て明山へ向かうトレイルは、「篭山・上山ハイキングコース」と呼ばれ、道標なども整備されている。明山までは2時間程かかるが、途中に「一枚岩」などの展望適地が数ヶ所あり、また、この時期は、静かに紅葉を楽しむことができる人気のコースとなっている。

 さて,上山集落の篭岩展望台の駐車場(5台程度)へ車を駐め、篭岩展望台へ。

篭岩展望台からの眺望20131124002

 篭岩展望台から、岩峰に大小無数の穴があいた篭岩へ。
 篭岩の洞くつには、何体もの石仏が置かれており、古くは信仰の対象であったことがわかる。

篭岩
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 篭岩から展望台へ戻り、展望台のすぐそばに立つ休憩舎の裏から明山を目指す。
 明山まではのトレイルは、赤や黄で色鮮やかに彩られている。

錦秋のトレイル
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 明山への途中に、「一枚岩」と呼ばれる好展望地があり、北にピラミッド型の山容が美しい中武生山が、南には深く切れこんだ竜神峡と、これから目指す明山を一望することができる。

一枚岩
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明山(右奥の一番高い山)
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明山へ続く錦秋のトレイル
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 竜神峡方面からの登山道と合流する「三葉峠」を過ぎると、いよいよ明山山頂目指しての最後の急登となる(迂回路あり)。

 明山の山頂からは360度の展望が楽しめるが、広くはないので、後から登ってくる登山者のために早々と下山する。
 紅葉の時期ということもあってか、なかなかの賑わいだった。

明山山頂
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篭岩山の後ろに男体山の頭が見える
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 明山からは、途中で町道上山線へエスケープし、駐車場まで戻った。
 およそ3時間の行程だった。

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2013.11.16

奥久慈男体山と奥久慈岩稜

 奥久慈の名峰で一等三角点が設けられた標高653.8メートルの男体山と、大円地越をはさんでその南に連なる櫛ヶ峰や鷹取岩などの急峻な岩峰群、通称「奥久慈岩稜」を歩いてきた。

奥久慈男体山
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健脚コース途中の展望所から南西の方角の眺め
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 茨城県大子町の東南、生瀬富士・月居山の南に位置する男体山への登山道は、その入口にあたる大円地で、一般コースと健脚コースに分かれる。
 一般コースは、大円地越を経て山頂へ行く一般向けのコースだが、今回は露岩のクサリ場を直登する健脚コースを行く。

健脚コース
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 およそ1時間で、男体山山頂へ到着。
 頂上は、素晴らしい展望地で、360度の大展望を楽しむことができる。

男体山山頂の祠
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 山頂での展望を楽しみ、一般コースで大円地越まで下りていく。
 大円地越から、再び櫛ヶ峰の頂きを目指して登って行く。

穏やかな一般コース
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 櫛ヶ峰から見る男体山
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 櫛ヶ峰からは、奥久慈岩稜と呼ばれるやせた岩稜のアップダウンを、鷹取岩目指して繰り返す。

鮮やかに紅葉した岩稜上のトレイル
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 子持岩(入道岩):鷹取岩から撮影 (奥が男体山)
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 鷹取岩は、足下が鋭く切れ落ちており、岩の先へは立入禁止となっている。

 鷹取岩からわ、来た道をもどり、子持岩からすぐの分岐を古分屋敷集落を目指して下山する。
 途中、登山道が崩落しており、ロープをたよりに崖を横断する箇所があった。

ちょっと危険な下山路
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 下山後は、そば店大円地山荘へ立ち寄った。
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2013.11.09

奥久慈 生瀬富士と月居山

 日本三名瀑の一つ袋田の滝(別名四度の滝)を懐に抱え込むように立つ生瀬富士(標高400メートル)と月居山(404メートル)を歩いてきた。

 紅葉の時期の生瀬富士は、日本百名山の筑波山や、八溝山、奥久慈男体山などの、情趣あふれる山々と肩を並べる茨城の名山だと思う。
 そのトレイル上からは、色鮮やかな紅葉のなかに、四度の滝の別名どおり、確かに4段になっている袋田の滝の全容を見ることができる。

 気になる紅葉だが、見頃の一歩手前というところだろうか。色付きは充分とはいえなかったが、それでも鮮やかな赤や黄に彩られた木々を楽しむことができた。

■生瀬富士から月居山へ向かう途中から見下ろす袋田の滝
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 袋田の滝手前1キロ程のところにある無料の町営駐車場(トイレあり)へ車を停め、道路を挟んだ反対側に立つ道標に従って、生瀬富士を目指す。

 生瀬富士の山頂までは、クサリやロープのある場所もあるものの、特に危険な箇所はない。

■生瀬富士山頂を目指して
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 生瀬富士の山頂からは、360度の眺望を楽しむことができる。
 山頂から東へは、両側の切れ落ちた露岩の尾根が続いているが、露岩の尾根を先へ行く場合は注意が必要だろう。

■山頂から東へ続く露岩の尾根(見晴が良い)
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 ちょっと気になったのが設置されているロープ、岩に擦れて危険な状態になっている。
 体重をかけると切れてしまうのでは・・・・・(気をつけて下さい)
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 生瀬富士の山頂から急な斜面を一気に降下し、再び登り返すと、立神山へ出る。
 ここからは、生瀬富士の山頂と露岩が一望できる。

■生瀬富士の山頂と露岩の尾根
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 立神山から何度か登り下りを繰り返し、トレイル沿いの紅葉を愛でながら、袋田の滝のビューポイントを目指す。
 途中に、オヤマボクチが咲いていた。

■登山道沿いの紅葉
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■袋田の滝と月居山
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 袋田の滝のビューポイントからは、急な斜面を一気に降下し、生瀬の滝の上流部を渡渉して対岸に渡り、再び月居山の山頂目指して登り返さなければならない。しかい、あいにく水量が多く渡渉ができなかったため、さらに川の上流部へ進み、車道まで出る必要があった。(これまで利用できていた木でできた簡単な橋は流失し通行不能となっていた。)

 そこで、月居古道を利用して、双耳峰である月居山の鞍部にある月居観音から、月居山(前山)を経て袋田の滝へ出るコースをとることにした。

 月居山(前山)からは、今歩いてきた生瀬富士の全容を見ることができる。

■生瀬富士
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 袋田の滝は多くの観光客で賑わっていた。

■紅葉の木々に埋もれる袋田の滝20131109018
 

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